久しぶりにピアノ3重奏曲を聴く

9月11日、ROHのCrush Roomにて。9月だというのに30度近い温度になった暑い日でした。

演奏:The Westers Trio
‐Vaiolin: Joanna Westers
‐Cello: Clair Bleumer
‐Piano: Adam Sherkin

ヴァイオリンとチェロがオランダ人、ピアノがカナダ人で、それぞれ母国で音楽大学を卒業後ロンドンのRoyal College of Musicのマスターコースに在籍中。トリオはごく最近結成し、既にオランダとイギリスで演奏活動をしている。

プログラム
ショスタコーヴィッチ:ピアノ3重奏曲第1番ハ短調、作品8(1923)
ドヴォルザーク:ピアノ3重奏曲第3番ヘ短調、作品65(1883)

ショスタコーヴィッチの作品は17歳のときに作曲されたもの。単楽章で演奏時間は15分足らず。初々しさが強く感じられるものの既に彼らしい作風もはっきりと認められる。なかなか魅力的な曲である。
ドヴォルザークはロマンティックな面もありながら激しさとスケールの大きさを感じさせる佳作である。楽想もいろいろ複雑に絡み合って飽きさせない。普段はあまりこの作曲家の室内楽に接しないが結構楽しめることを発見してうれしい。

演奏者は3人とも腕の立つ人たちで、各楽器のバランスもよく、クリアーな音とアンサンブルがすばらしい。リーダーのヴァイオリニストの曲に対する解釈は明快という印象を受けた。楽器は1808年製の由緒あるものらしいがその能力を最大限引き出した音は美しく張りがあるいい音だ。
両曲とも多分初めて聴く曲であるが説得力ある演奏で、とても楽しませてもらった。ここのところロイヤルアルバートホールの天井桟敷で遠いオーケストラを聴いてばっかりだったので、久しぶりに間近で聴く室内楽の音は新鮮で深みを感じる。
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by dognorah | 2006-09-12 01:59 | コンサート
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