欧州ドライヴ旅行:フォンテーヌブロー

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ブルゴーニュから最後の宿泊地、パリの北方にあるワーズ(Oise)河に近いフォスーズ(Fosseuse)に向かう途中フォンテーヌブロー(Fontainebleau)に立ち寄った。有名なシャトーを訪問するためである。実は10年ぐらい前にここを訪問するつもりで前夜は絵画のバルビゾン(Barbizon)派で名が知れている村のホテルに泊まっていた。そこのレストランで夕食を摂っている最中、近くのテーブルで食事していたフランス人熟年カップルが何を思ったか我々のテーブルに来ていきなり「お前たちを明日の昼食に招待したいからウチへきておくれ」といわれてしまった。非常に戸惑ったがそれを受けることにした。またとない非常に楽しい思い出であるが、後から人に聞くとフランスではこういう風に見ず知らずの人間を家に招待することがままあるらしい。しかし、お陰でChâteau de Fontainebleauに行き損なったのだった。

最初にこの地に狩猟小屋を構えたのは13世紀のルイ9世らしいが、王の居城にふさわしい建築を建てさせたのは16世紀のフランソワ1世である。その後も代々の王が増改築を繰り返したため各時代の様式がごちゃ混ぜになっている。他の建物と同様ここも革命でメチャメチャにされたが、それを元通りに修復したのはナポレオンで、かなり気に入っていたようで帝位についてからは主にここで暮らした。ヴェルサイユほど豪華ではないものの内部の保存状態はよく、十分見応えのあるシャトーである。写真は内部の部屋の例。フランソワ1世のギャラリー、舞踏の間、玉座の間の順。
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オーディオガイドに日本語が用意されており、解説を聞きながら見物した。ナポレオンという貴族の出でもない人が帝位についたものだから、権威を保つために涙ぐましいまでの努力をしている様がよくわかる。あらゆる日常の行動にルイ王朝のしきたりを取り入れて格式高くする様子がかわいい。

庭もヴェルサイユに匹敵する広さで、イギリス様式などいろいろなデザインのものがありとても美しい。例によって当日は非常に暑かったので、散歩するのはパスした。
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by dognorah | 2006-08-18 00:24 | 旅行
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