オペラ「トゥーランドット」公演

7月11日、ロイヤルオペラハウスにて。
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作品:Turandot (1924未完、1926 Franco Alfanoの補筆で完成。3幕構成)
作曲:Giacomo Puccini (1858-1924)
台本:Renato Simoni & Giuseppe Adami

キャスト
指揮:Stefan Soltesz
演出:Andrei Serban
デザイン:Sally Jacobs
照明:F. Mitchell Dana
振付:Kate Flatt

トゥーランドット:Georgina Lukács
カラフ:Ben Heppner
リュー:Elena Kelessidi
ティムール:Robert Lloyd
ピン:Jorge Lagunes
パン:Robin Leggate
ポン:Alasdair Elliott
皇帝:Francis Egerton
役人:Eddie Wade

Solteszの指揮は活き活きとして劇的、オケの音を大きく鳴らす腕はたいしたものです。
その大きな音にも負けずに声が出ていたのはトゥーランドットを歌ったLukácsのみ。彼女の高音はものすごく伸びて気持ちがいいのですが、惜しむらくは低音部が弱くてあまりいい声ではなくなることです。そのために全体として声に潤いがやや欠けている印象です。でも、トゥーランドットの歌はほとんど高音部なのでエネルギーには圧倒されました。カーテンコールのブラボーは一番たくさん貰っていましたね。容姿もまあスマートで、トゥーランドットとしてもよく似合っています。

もう一人、リューを歌ったKelessidiもすばらしい歌唱で、この人はほとんど欠点がなかった。声質は柔らかくて心地よいし歌がうまい。ブラボーもたくさん。私はこの人にだけブラボーを叫びました。

Heppnerは、初日に声が出ていなくて皆さんから散々な評判でしたが、今日は第1幕からまあまあの声が出ていました。しかし声の張りがちょっと物足りなく、ごく普通のテノールという印象でした。オケがフォルテになると声が聞こえない。ネッスンドルマもあまり上手くなかった。ブーは出なかったものの、ブラボーも全く貰えず。名声からすると、かなりの不調と思われます。立派な体格がカラフにはぴったしでしたが。

ティムールを歌ったROHの専属的歌手Lloydは今日はいい歌手だなぁとおもいました。安定していい低音が出ていましたから。
ピン、パン、ポンも誰が誰だかわからなかったですが、とても上手かった。

ということで、10数年ぶりにこの演出を見たのですが、前回よりも楽しめたし、演出そのものも前回ほど悪印象ではなかったです。
写真は、拍手に応えるLukácsです。後ろに移っている黄色い服の女性がKelessidi、男性はLloydです。
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今日の客席には、和服の女性4人と羽織袴の男性が一人混じったグループがいましたが、日本から来られたのでしょうか。他にも和服の女性がいたので、ロンドンの椿姫さんがいないのにも拘らず和服で大賑わいでした。
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by dognorah | 2006-07-12 08:16 | オペラ
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