Tosca公演(2回目)

6月23日、ロイヤルオペラハウスにて。キャストは前回の記事を参照してください。ただし出演者は次の一人だけ変更です。

Mario Cavaradossi: Marcelo Alvarez

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病気のため6月16日と20日の公演を休演したマルセロ・アルヴァレスが出るかどうか気を揉みましたが、今日は出演しました。体の方はほとんど変わらない太目のままですが顔はやや痩せたかなという印象です。しかし一体どういう不具合があったのでしょうか、歌唱の方はいつもの彼らしい美声と声量で文句なし。好調を維持しているゲオルギューとターフェルと共にレヴェルの高い公演となりました。これを見ると前回は何だったんだーと言いたくなります。アルヴァレスはやはり偉大なテノールです。これでこそゲオルギューとの二重唱が聴けるものになります。

トスカの第2幕でのアリア「Vissi d’arte, vissi d’amore…」は前回と同じく胸にジーンと来ましたが、欲を言えばもう少し感情表現を露にする方が好みです。しかしほんの数メートルの距離で見ても細身のゲオルギューはとても美しい。あれじゃスカルピアでなくても惚れ込んでしまいます。
ブリン・ターフェルは間近で見ると表情の作り方などやはりうまいなぁとおもいます。演技と歌唱の両方で見て3人の中では一番の出来でしょうか。

今日の私の席はオケピット横で、舞台も至近距離(あけたワインの香りがしました)ですがパッパーノの指揮する姿もよく見えるいい席です。難をいえば舞台の4分の1ぐらいが見えないことです(それゆえに安い)。しかしそれは前回見ているので今日は字幕もあまり読まずにもっぱら歌手と指揮者に集中。一番見応えがあったのはパッパーノの指揮でした。全身全霊をもって音楽作りに集中している姿を見るとそれだけで悪かろうはずがないと確信させられます。事実今回のオケの音も密度の高いものでした。歌手のアリアに対する拍手が続いている間はパッパーノも指揮棒で譜面台を叩いているんですね。他の指揮者ではあまり見たことがないような気がします。

今日は和服の「ロンドンの椿姫」さんと「Matthew」さんがいらしていたので2回の幕間は例によっておしゃべりに熱中していました。すぐ近くでピアニストの内田光子さんがパートナーの方と歓談されていましたがオペラハウスで彼女をお見かけするのは初めてです。
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by dognorah | 2006-06-25 00:01 | オペラ
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