人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エナン-アーデンがフレンチオープン2連覇

サッカーよりテニスに興味があるので我が家のTVはもっぱらテニスの中継にチャンネルが合っています。

エナン-アーデンがフレンチオープン2連覇_c0057725_913715.jpg10日はフレンチオープンの女子決勝が行われ、予想通りジュスティーヌが勝ったけれど苦しい試合だった。ラリーになるとクズネツォヴァに打ち負けている状態だったのに要所での相手の凡ミスに救われた形である。

今年のエナンはかつて「カミソリエナン」と世間に言わしめた鋭いバックハンドショットが少なかった。昔彼女が一躍世界の舞台で大活躍し始めた頃のバックハンドはスピードといい角度といい目を見張るすばらしさで、私はそれに惚れこんでファンになったようなものだ(何を隠そう、私はバックが下手なのだ)。168cmと小柄なのに技で大型選手を倒す小気味よさもあったし。
今日の試合に限ると、そのショットがほとんどなかった。バックハンド自体のコントロールも悪く、クロスもストレートもアウトになるケースがしばしば。思い切って打ってもボールはとんでもない方向に行ってしまう。今日が特別調子が悪かったにしても、大会を通じて「カミソリエナン」ショットが少なかったということは恐らく加齢から来る筋肉の衰えがラケットを振る速さを遅くしているのだろう。ということで、クレーコートではこうして実績を積み上げたものの、今月下旬から行われるウインブルドン大会の芝では残念ながらあまり通用しないだろうと思われる。

さて、11日の男子決勝は第1シードのフェデラーと第2シードのナダルの激突。私はフェデラーのファンではあるけれど、クレーでのナダルの実績を大いに買っている。フェデラーは決め球は華麗だけど、ミスが多いのが欠点である。その点、ナダルはウインニングショット的なものがない代わりにミスが少ない。とにかく拾い捲る。相手のミスを待つタイプだ。こういうのにフェデラーは弱いのだ。
by dognorah | 2006-06-11 09:15 | テニス | Comments(3)
Commented by あほ at 2006-06-11 16:19 x
どこ見てた?要所ではちゃんと攻撃し、素晴らしいテニスをしてたぞ
まぁ要所以外は粘りのテニスだったが
Commented by 助六 at 2006-06-12 08:09 x
エナン自身ロラン・ギャロスが一番好きと繰り返し公言してるけど、なるほど仏語圏で隣の国で親しみがある言うことに加え、クレー・コートが好きという意味でもあるんでしょうね。試合後、今日はよく眠れず疲れててナーヴァスになってたと言っていたけれど、確かに得意のバックが冴えずスピードもなかったですね。2セット目クズネツォワが2点先取したのに、自ら3ミスで潰してしまったのにも助けられましたね。でもこういうチャンスを絶対逃さず波に乗ってしまうという点ではエナンの力はすごい。好きなコートでやってるエナンに較べ、クズネツォワは緊張気味だったかも知れませんけど。
まあでも全仏決勝として不足はない試合をしてくれたと思います。去年はその点ちょっとでしたものね。
Commented by dognorah at 2006-06-12 18:28
助六さん、エナンは確かにローラン・ギャロスと相性がいいですね。ビッグタイトル5回の大半はここでの優勝ですから。今月末のウインブルドンでどういう試合をするか楽しみです。バックが冴えなくてもフォアは相変わらずシュアーだし。
<< ミハイル・プレトニョフのピアノ... 久しぶりにおいしいレストランへ >>