ローラン・ギャロスで開催中のテニスも前半が終わり、男女とも8強が出揃った。男子の方はナダルがどこまで連勝を伸ばすか、フェデラーの優勝の可能性はあるのかというところに興味はあるが全体としてはいまいち面白くない。クレーコートの球足の遅さもその原因かなと思う。
しかし今年の女子はダヴェンポートやセリーナ・ウイリアムズの欠場はあるもののヒンギスをはじめ元気な人が多く誰が優勝するのか予断を許さない面白い状況である。クライシュテルズ、ヒンギス、ヴィーナス・ウイリアムズ、モーレズモを破った17歳のチェコ娘ヴァイディソヴァ、それに私の応援するエナンーアーデンなどの激突が楽しみ。 ヴァイディソヴァ(Vaidisova)は初めて映像で見たが(上の写真)この人もモデルになれる美人プレーヤーだ。人気のシャラポワや、杉山とダブルスを組んでいるハンチュコヴァも美人だけれど、最近の女子テニス選手は何でこんなにと思うほど美人が多い。特に東欧の人たち。美人にしかテニスをさせないんじゃないかと思うくらい(^^; その影響を受けているのか従来それほど美人とは思えない選手もきれいになったなぁという人も多い。例えばミスキナもその一人。ロシアの野暮ったい田舎娘と思っていたら、今回はちょっと痩せて垢抜けた顔になっている。あのヴィーナスでさえ、あれっというくらい変化が認められるし。クライシュテルズもちょっと痩せたような感じがする。肉付きがよくなったのはヒンギスくらいか。で、ますますTVの前に釘付けになる。 ところで、今年はBBCが毎日ローラン・ギャロスからTV中継してくれるのでこれだけ観察できるわけだ。放送は新聞の番組表にも載っていない地上ディジタル波の隠れチャンネルで、偶然見つけたのだが、ひょっとして今までもやっていたのかしら? 話はそれるが、BBCはディジタルTVだけで10チャンネルぐらい持っており、ラジオもそれくらい持っている。普段使っていない予備チャンネル的なものも含まれるが、例えばウインブルドンテニス中継時にはそれを使って同時に4試合の中継を見せたりする。 日本ではNHKがTVとラジオを合わせて8つのチャンネルを使っているのは多すぎるという議論があるようだが、たった8つのチャンネルでけちな議論をするものだ。結構質の高い番組を放送しているNHKのチャンネルを減らすのは私は反対だ。むしろ民放のチャンネルを減らしてNHKにもっとチャンネルを配分してほしいくらい。たまに日本に帰っても、気分が悪くなるような低俗な番組ばっかりやっている民放は全く見る気がしない(こちらの民放も同じようなものだが)。 NHKは資金難で運営が大変らしいが、BBCのように法制化して強制的に受信料を徴収すればいいのだ。でないと私のような不届き者はまじめに払わないのだから。ここイギリスでは強制的に年間2万7000円(昨年で£131.5)の受信料を払わされており、年々大幅値上げもされている。不払いが発覚すると罰金が約20万円。店でTVを買うと店は購入者の住所氏名を当局に通報する義務がある。高くて不満ではあるが、たまに放送される質の高い番組がなくなると困るのでやむをえない。もっと頻繁にオペラ、コンサート、スポーツを放送してくれるといいのだが。
by dognorah
| 2006-06-06 03:07
| テニス
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Comments(3)
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助六
at 2006-06-09 08:40
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先日仏紙がモレスモ・クライシュテルスとシャラポワ・ハンチュコヴァの写真を対照させて「東欧スラヴ系は長身・細身の選手が、西欧は肉付きのよい選手が目立つが、これは食生活とも関係がある」とかいう記事を載せてました。ちゃんと読まなかったので詳しい内容は知りませんが。しかし歌い手さんを考えてみると、昔は、いや今だってスラヴはポップ、グルベローヴァ、ベニャチコヴァ、オブラスツォワ、メシェリアコワ、グレギーナとか肉付きがよいかポチャッとした人が多いような。確かにグリャコヴァ、コジェナとか細身で美人のスラヴ人歌手が出てきたのは最近の傾向かも知れません。私が壁崩壊前に訪れた時のチェコはとても美人国とは思えませんでしたけど。
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助六
at 2006-06-09 08:41
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ヴァイディショヴァ(と発音するそうです)対クズネツォワ、エナン対クライシュテレス見てきましたが、ヴァイディショヴァはコートで遠目に見ると、TV・写真で見るよりスマートに見えました。1・83m、63kgだそうです。コートの奥で正統派のプレーをする才人ですね。試合後ガムを噛みながら早口の英語で答えていて、特に消沈した様子もなくリラックスした感じで「特に緊張感はなかった。今後を期したい」とか言ってて、さすが17歳とは思えないしっかりした娘さんだなとか思いましたが、彼女を知る日本人選手によると「明らかにコチコチ、自分のテニスをできてなかった」由。やっぱりそうなんでしょうね。
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dognorah at 2006-06-10 01:42
助六さん、オペラ歌手は有名な人はみんな旧世代ですから、今後は細身の美人がたくさん出てくるかもですよ。
ヴァイディショヴァ(発音情報ありがとうございます)は、これさえキープしたら勝ちという第2セットの第10ゲームは明らかに変でした。それまでののびのびとミスのないテニスががたがたでしたから。彼女とエナンの決勝だったら最高だったのですが。 しかし準決勝2試合を見れる切符を入手されたとはラッキーでしたね。
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ロンドンに在住です。オペラ、バレー、コンサート、美術展などで体験した感動の記憶を記事にし、同好の方と意見を交わしたいと思っています。最新の記事はもちろん、過去の記事でもコメントは大歓迎です。メールはここにお願いします。
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