テノールリサイタル(3月13日)

久しぶりにROHのCrush Roomでのコンサートです。

テノール:Andrew Sritheran
ピアノ:David Gowland

アンドリュー・スルスランはニュージーランド出身、カリフォルニア、ニューヨーク、マンチェスターで教育を受け、昨年よりROHのYoung Artists Programmeに採用されています。c0057725_104558.jpgつい先日のマクベスではマルコム王子の役をやっていました。テノールにしては長身で体格のいい人です。ヘルデンテノールを目指しているらしく、その関連コンクールでいろいろ賞を貰ったりバイロイトから奨学金を得たりしています。写真を検索したらそのマクベス夫人でウルマナの代役をやったMiriam Murphyと並んで写っているものが見つかりました。

プログラム
1. Schubert: Winterreiseから最初の5曲
2. R. Strauss: 3つの歌曲
  ・Leise Lieder
  ・Das Rosenband
  ・Ich trage meine Minne
3. Joaquín Turina (1882-1949)の歌曲
  Poema en forma de canciones
・ Dedicatoria
・ Nunca olvida…
・ Cantares
・ Los dos miedos
・ Las locas por amor

ヘルデンテノール的絶唱でした。冬の旅をこんなに明るく元気よく歌っていいのだろうか(^^; シュトラウスも含めてドイツ語の発音は非常に正確ですが、音程がちょっとふらつくところもあります。特に叙情的に、暗く歌うところなど。それに、元気なのはいいけど全体にちょっと荒さが目立ちます。
しかし、最後のスペインの作曲家の歌曲はすごい。これぞ水を得た魚。もたつくところなど一切なく、生き生きと歌い上げます。この作曲家は初めて聞く名前ですが、ピアノや管弦楽も含めて幅広く作品を残しているようです。
スルスランは特にスペイン系とはかかわりがないように見えますが、顔はちょっと浅黒くラテンっぽい感じがします。ひょっとしたらキリ・テ・カナワのようにマオリ族の血が入っているかもしれません。
今後の予定を見ると、ROHの主なテノール役のUnderstudyがいっぱい入っていますが、さてどういう方向に行くのでしょうか。
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by dognorah | 2006-03-14 10:08 | コンサート
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