中嶋彰子ソプラノリサイタル(2月13日)

中嶋さんにとってロンドン初のリサイタルが満席のウイグモアホールで開催されました。すばらしかった!さすがにウイーンフォルクスオーパーの花形歌手です。

ソプラノ:中嶋彰子
ピアノ:ニールス・ムース(Niels Muus)

プログラム
Part 1
・Alessandro Parisotti: Se tu m’ami
・Giulio Caccini: Amarilli
・Gioachino Rossini: La pastorella delle Alpi
・Alfredo Catalani: Romanza、Sognai、L’odalisque、Chanson grönlandaise
・Carl Nielsen: Italiensk Hyrdearie
・Andre Messager: Si j’avais vos ailes

Part 2
・Kosaku Yamada: Akatombo
・Yoshinao Nakada: Sakura yokocho
・Richard Strauss: Schlechtes Wetter、Breit über mein Haupt…、Ständchen
・Hugo Wolf: Mignon 1、Mignon 2、Mignon 3、Mignon

真っ赤なドレスで登場した中嶋さん、出てくる姿がプロフェッショナルだと思わせる立ち居振る舞いです。艶然とした微笑もキャリアを感じさせます。安定した音程、よく伸びる声、ホール狭しと思わせる声量、顔の表情の豊かさ、歌の表現力、どれを取っても感嘆しきりでした。聴衆の一人一人に訴えかけるような歌唱はすっと心に入ってきます。

Catalaniの歌はUK初演だそうでイタリアでも最近はあまり歌われる機会が無いとのことすが、彼女が積極的に取り上げるだけあって、とても美しく聴き応えのある歌です。

後半は日本の歌2曲で始まりますが、これは儀式みたいなものでしょう。
その後のドイツ歌曲シュトラウスとヴォルフも共にすばらしく、特に、ゲーテの詩に基づく心の内面を表現したヴォルフの歌の深い解釈には感心しました。

ピアノ伴奏を勤めた夫君のムース氏も本職は指揮者ながらピアノのテクニックもかなりのもので、歌とピアノが渾然一体となって各作品の世界を描いていました。
アンコールは、シューベルトとウイーンの歌の2曲でした。
c0057725_1255044.jpg

写真は、拍手に応える二人(ドレスが反射のため赤く写っていませんが)と、サイン回でファンと話す中嶋さんです。
c0057725_126236.jpg

次は彼女のオペラをぜひ聴いてみたいものです。日本語コミュニティー紙で知ったのですが、昨年夏にロイヤルオペラで公演された「イタリアのトルコ人」で一回だけ具合の悪くなったチェチリア・バルトリの代役を務めたそうです。既に縁が出来ているので、近々本格的に登場するのではないかと期待しています。
[PR]
by dognorah | 2006-02-15 01:27 | コンサート
<< フィルハーモニア管弦楽団の演奏... ロンドンの最新のコンサートホール >>