Blaze Ensembleリサイタル(2月6日)

c0057725_7574284.jpgこのBlaze Ensembleというのは1997年に設立されたウインドアンサンブルです。メンバーは、ピアノ、オーボエ、フルート、クラリネット、バスーン、ホルンが1名ずつ。彼らは普段はCorinthian Chamber Orchestraに属して活動しており、比較的年配の方が多い。リサイタルはピカディリーのセント・ジェームズ教会(左の写真)で行われました。






プログラム
Rimsky-Korsakov (1844-1908)
  Quintet for Piano and Wind in Bb
Jean Francaix (1919- )
  Quartet for Wind
Albert Roussel (1863-1937)
  Divertissiment for Piano and Wind Op.6

リムスキーコルサコフの作品は、ピアノ、フルート、クラリネット、バスーン、ホルンによる五重奏曲。彼らしく各楽器が複雑にメロディを絡ませてアンサンブルの面白さを表現している。第1楽章は結構賑やかで元気のいい曲である。第2楽章はややしっとりとホルンがリードして他の楽器がそれに追随するが、リード役はフルートやクラリネットに移っていく。第3楽章はバスーンがグローフェの大峡谷で使っているようなちょっとおどけたメロディで全体を引っ張る。他の楽器もメロディを絡ませるが最後まで一貫してバスーンが主役である。

2曲目のジャン・フランセクスはフランスの現代作曲家ですが、私は初めて聞く名前。曲はフルート、クラリネット、オーボエ、バスーンで演奏し、あまり現代曲的ではない親しみやすいメロディをもとに各楽器が展開する形式ですが、不協和音が無いだけで音程の取り方などやはり現代曲を感じさせます。

最後のルーセルは、これも私はほとんど聞いたことの無いフランスの作曲家ですが、故国でもあまり人気は無いようです。リムスキーコルサコフと同様音楽ではなかなか食べていけないという理由で海軍に属していました。
曲は、アンサンブルの全員が参加する楽器構成です。彼は上のフランセクスよりもかなり新しい作曲技法を用いていると思います。各楽器の出す音は鋭いし、メロディもストラヴィンスキー的なものを感じます。

奏者は手馴れた感じの人ばかりで、まろやかな音のハーモニーが心地よく聴くほうも音楽に集中できます。私は最前列に座ったために奏者の手前の人とは1m以内の距離で、楽器特有のノイズも全部聴けるという位置でした。オーボエ奏者が「ちょっと近すぎるよねぇ」と話しかけてきたくらいですが、めったに経験できないことで面白かった。バスーンがチェロと同様の金属の足を持っているとか、キーは親指だけで操作するとかを初めて認識しました。
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by dognorah | 2006-02-07 07:59 | コンサート
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