再びピアノリサイタル(1月25日)

今日はピアノ3重奏団の演奏の予定でしたが、ヴァイオリニストが急病のためキャンセルとなり、別のピアニストが代役です。昨日依頼があったというShort noticeで、よく引き受けたなぁと思っていたら、実はこの人26日にレスターでコンサートをやる予定で、ほぼ同じプログラムを持ってきたのでした。

ピアノ:Bobby Chen
曲目
 ハイドン:Sonata Hob XVI:50
 ドビュッシー:版画から2曲
        Pagodes
        Jardins sous la pluie
 Zhang Zao:Introduction and ‘Pieces in Yunnan Style’
        (UK premiere)
 ストラヴィンスキー:組曲「ペトルーシュカ」から
        Chez Pétrouchka
        La Semaine Grasse

c0057725_47036.jpgBobby Chenはマレーシア生れ、10代のころにイギリスに来てユーディ・メニューヒン学校に入学、卒業後はRoyal Academy of Musicに進み、その後は積極的にリサイタルやコンチェルト活動をやっています。年の頃27-8歳というところでしょうか。顔は日本人だと言われても違和感がありません。昨年は2度もウイグモアホールでリサイタルを開催している実力派です。

ハイドンは月曜に別の曲を聴いたばかりですが、今日の曲はバッハに近いちょっと重さを感じさせる部分もあります。月曜と同じく1曲目を聴いただけでこのピアニストが確かなテクニックと音楽性を持った人であることがわかります。音の透明感がすばらしい。

その音の透明感が最大限に発揮されたのが次のドビュッシーでした。和音もまるでパルスのように輪郭がはっきりして、間の取り方もすばらしく、恐らくドビュッシーにはすごく共感しているのでしょう、見事に生き生きした音楽です。彼がドビュッシーを中心にしたプロでリサイタルをやるならぜひ行きたいと思いました。今年の予定では残念ながら近場でのコンサートはありませんが。

Zhang Zaoという作曲家は中国系の名前ですが、どういう人かネットで調べても詳しいことはよくわかりません(同名の詩人ばかり引っかかる)。レスターでやるのとは違う曲ですが、両方ともプレミエだそうです。割と伝統的な全く違和感のない音楽ですが、特にどうということはないものでした。

次のストラヴィンスキーは誰の編曲か不明ですが、ボビーの名人芸テクニックを披露するためのものでしょう。ものすごい指捌きです。それを苦もなくやってのけます。もちろん曲そのものも楽しめますが。
しかしまた一人ピアニストの名前を記憶に刻む必要が出てきたというところです。
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by dognorah | 2006-01-26 04:11 | コンサート
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