ドビュッシー、ラヴェルの全ピアノ作品連続演奏会(4)

c0057725_21371851.jpg全6回のうちの4回目が1月19日に開催されました。
1回目に行った後2回目と3回目はパスしましたので私にとっては今日が2回目です。

ピアノ:Artur Pizarro(左の写真)
   ピアノはBlüthnerを使用。

曲目:1908年から1911年までの作品
ドビュッシー:Children’s corner
   :Le petit negre
   :La plus que lente
   :Hommage à Haydn
ラヴェル:Menuet sur le nom d’Haydn
   :Valses Nobles et Sentimentales
-----------------(休憩)-----------------
ドビュッシー:Préludes Livre I
ラヴェル:四手のためのソナタをアレンジしたもの(アンコール)

1回目のときに受けた印象は変わらず、遅めのテンポで一音一音をとても美しく奏でてダイナミズムはあまり追及しない演奏です。「子供の領分」ではそれが最大限に発揮されて、いとおしい娘を優しく愛情たっぷりに扱う感じがよく出ています。
二人の作曲家のハイドンにちなんだ曲を並べて弾きましたがその前の2曲と同様別にどうということはない曲です。
「高雅で感傷的なワルツ」はラヴェルのきらびやかさがたっぷり表現された演奏でやはりいい曲だなと思わせる出来だったと思います。

休憩後の「前奏曲集第1巻」は、私はミシェル・ベロフやミケランジェリの輪郭がカチッとしてダイナミックな表現に慣れ親しんできましたが、ピサロはこれまでの演奏から予想される通り、ここでも柔らかめのタッチで音の美しさを追求します。それでもドビュッシー、こういう路線があってもいいなという説得力があります。何も強制されるところがなく、それでいて退屈でもなくとにかく聴いていて心地よいのです。
1回目のときと同じく客の入りは半分程度ですが、多くはリピーターでしょう、私と同じく6回分が掲載されたプログラムを持参している人が多く、拍手は盛大でした。
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by dognorah | 2006-01-21 21:39 | コンサート
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