セヴィリアの理髪師公演(2回目)1月18日

ロンドンは暖かく、夜でも気温が12度くらいあり、コートなしで出かけることが出来ました。
今夜の公演は昨年12月19日から始まったこのオペラの最終日でした。
キャストは前回の報告で記した人たちとほぼ同じですが、唯一変わったのが指揮者です。マーク・エルダーの代わりにロリー・マクドナルド(Rory Macdonald)というROHのYoung Artists Programmeに参加している若手です。ケンブリッジ大学を出て指揮者の道を歩んでいる変り種ですが国際的な活動の場でいろいろな有名指揮者のアシスタントを務めてきたり、グラインドボーンオペラの巡回公演を振ったりしており、今はマーク・エルダーのもとでアシスタントを務めています。
出てきてすぐの序曲では、ちょっとヴィヴィッドさが足りないもたもた演奏でしたが時間の経過と共に落ち着いてきたのか調子に乗ってきて、軽快なロッシーニを爽やかに楽しく振りおおせました。これが彼のロイヤルオペラデビューだったわけですが、期待の若手指揮者ということでカーテンコールでは大拍手と声援を貰っていました。

歌手陣のほうは今日は全員が調子よく、演技の方も散々やった後なので余裕で軽快な動きです。前半は調子が悪かったり病気でキャンセルしたりと問題児だったアルマヴィーヴァ伯爵のトビー・スペンスも今日は実力を発揮です。バルトロ博士のブルーノ・プラティコとドン・バジリオのレイモンド・アセートはますます調子付いて、大きな声量で心地よい歌を歌ってくれました。ロジーナのジョイス・ディドナートは見れば見るほど、聴けば聴くほど魅力的なメゾ・ソプラノであることを今日も再認識しました。つい二日前にウイグモアホールでランチタイムコンサートをやったのをラジオ録音で聴きましたが、それもすばらしい出来でその場に聴きに行けなかったのがとても残念です。

c0057725_1453214.jpgということで、今回は大満足の公演で締めくくることが出来たというわけです。さすがに舞台装置はは何度も見ると飽き飽きしてきて満点をあげることは出来ませんが。最終日まで酷使された床の自動開閉装置はかなりひどいきしみ音を立てていましたね。
写真はカーテンコールに応える若手指揮者マクドナルドとディドナートです。
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by dognorah | 2006-01-20 01:48 | オペラ
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