ラフマニノフとバーンスタイン(11月10日)

昼過ぎに偶々バービカンホールに立ち寄ったら何か演奏会をやっている雰囲気。入り口を守っている係員に訊いたら、9月に見学したGuildhall School of Music and Dramaのオーケストラの演奏会という。Box Officeで無料切符を入手して、楽章の切れ目に入れてもらった。演奏中だったのはラフマニノフのピアノ協奏曲第1番。高音部をとても魅力的に演奏するピアニストだった。技術的には文句のつけようがない完璧さ。第2、第3楽章だけだったけれどとても楽しませてもらった。彼はウクライナから勉強に来ている人で、いくつかのコンクールで優勝しているし、すでに世界中のホールでリサイタルや協奏曲を演奏したことがある経験豊富なピアニストである。

c0057725_8504512.jpgオーケストラはフル編成ですばらしいアンサンブル。恐らく演奏希望者多数の中から選ばれた生徒たちだけで構成されているはず。美しく響くバービカンホールで実力を遺憾なく発揮した演奏と思えた。指揮は女性だったけれど、これはさすがにプロの指揮者(左の写真)で、すでに1984年にリーズ指揮者コンクールで優勝して以来、世界中のオーケストラを指揮して来た人。きびきびした指揮でラフマニノフの雰囲気をたっぷりかもし出す。

2曲目はバーンスタインの「Fancy Free Ballet」という1944年に作曲された作品。多分私は初めて聴く曲。打楽器、管楽器、弦楽器がそれぞれ多彩に活躍する明るく喜びに満ちた曲だ。これも指揮者は一分の隙も無いといった棒捌きで見事に演奏する。すばらしい。

このホールでこのようにレベルの高い演奏を無料で聴けたなんてほんとにラッキーだった。

演奏
ピアノ:Sasha Grynyuk
指揮:Sian Edwards
管弦楽:Guildhall Symphony Orchestra

これからの予定を調べたけれど、来年2月までは無く、こういう演奏会はめったに開催しないようだ。それだけにひとつのコンサートにかける練習時間は相当なものだろう。
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by dognorah | 2005-11-11 08:52 | コンサート
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