ROHピアノリサイタル(11月8日)

ロイヤルオペラハウスの今日のランチタイムリサイタルはピアノです。

ピアノ:Elenlucia Pappalardo
彼女はイタリア生まれで音楽教育は一貫してイタリアで受けていますが、現在はRoyal College of Musicのマスターコースに在学中です。すでにイタリア国内と欧州各地で多くのリサイタルや協奏曲のコンサートを経験しています。スマートな体に目の大きな美人です。

プログラム
スカルラッティ:ソナタ K.9 ニ短調
        ソナタ K.492 ニ長調
        ソナタ K.162 ホ長調
ショパン:ソナタ第2番 作品35 ロ短調
シューマン:カーナヴァル 作品9

スカルラッティは故国の作曲家だし、腕ならしにはちょうどいいでしょうけれど、その後のプログラムが意欲的で驚きです。ランチには重過ぎない?という感じですが、ダイナミックに弾き切りました。演奏中はその大きな目は閉じたままで表情も豊かに一心不乱に弾きます。

ショパンですが、最初の2楽章は、この曲はこんなに激しい曲だったっけ?と思わせる強弱の激しい演奏で圧倒されました。でも葬送行進曲になって情感も出てきて最後はちゃんとまとまりました。音色はそれほどきれいな人ではないですが、多分彼女の気性がはっきり出ているのでしょう、メリハリの利いた面白い演奏でした。

続くシューマンも速めのテンポでがんがん飛ばします。確かなテクニックを感じさせるものの、ちょっと一本調子で、先を急ぐところがあります。もう少しテンポを揺らして雰囲気を出してほしいという感じはしました。でも聴き応えはあります。聴衆の反応はよく、今後の成長が期待できそうです。
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by dognorah | 2005-11-09 04:04 | コンサート
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