上原彩子 ベートーベンピアノ協奏曲第3番演奏会(11月2日)

St. John’s, Smith Squareにて開催。

演奏者とプログラム
ピアノ:上原彩子
指揮:クリストファー・ウォレン-グリーン(Christopher Warren-Green)
管弦楽:ロンドン室内管弦楽団(London Chamber Orchestra)

メンデルスゾーン:序曲フィンガルの洞窟 作品26
ベートーベン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
エルガー:弦楽のためのセレナード 作品20
ベートーベン:交響曲第1番 ハ長調 作品21

600席ぐらいの指定席は全部売り切れなので、今日は2階のギャラリー(自由席)に座りました。そこはいわゆるRestricted viewで舞台の3分の1は見えませんが、どうやら音は1階よりいいみたいなのです。日本人客が多いかなと思っていましたがそんなことは無く、以外にも全部で10人いるかいないか程度でした。プログラムが割りと地味であることを考えるとロンドン室内管弦楽団の常連客が結構多いと見えます。
この管弦楽団を聴くのは2度目ですが、メンデルスゾーンはとても感心しました。アンサンブルといい、テンポの取り方といいほんとに音楽している!という感じで完璧といっていい演奏です。

c0057725_1075838.jpgついで上原さん登場。管弦楽はすごいゆったりとしたテンポで進みます。たぶん事前にそういう打ち合わせだったのでしょう。ピアノも、そうバリバリ弾くような曲じゃないわけですがダイナミズムよりも叙情的な美しさを強調しようという意図でしょうか。前回ウイグモアホールで聴いたときのリサイタルでの男性的なピアニズムからは打って変わったスタイルでちょっと戸惑いました。ただしこの路線が成功しているかというとちょっと微妙ですね。第2楽章はかなり美しく仕上がっていましたが第1楽章はややもすれば冗長になりがちであったような気がします。オケが遅めのテンポとはいえちゃんとメリハリのついたベートーベンらしさを存分に出した好演であったことを考えるとダイナミックにそれをリードする場面があってもいいじゃないかと思うわけです。
写真は終演後指揮者と手を取り合って挨拶する上原さんです。

今日の発見は、彼女がスタインウエーを使ったことです。ヤマハとの契約は解除したのでしょうか。ウイグモアのリサイタルでは弦が切れるなんてアクシデントに見舞われましたがあるいはそれで彼女の心も切れたか。

余談ですが、今日は高級スーパーWaitroseがスポンサーになっていたらしく、すべての聴衆にベルギー製チョコレートボックスがプレゼントされました。しかも演奏後の上原さんに花束と思いきや、多分そのスーパーのブランドでしょうシャンパンが1本プレゼントされたのです。

この後休憩に入りましたが、私は体調不良でここで帰宅しました。オケが好調だったのでベートーベンの1番は聴きたかったのですが残念です。
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by dognorah | 2005-11-03 10:16 | コンサート
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