弦楽四重奏演奏会 –10月27日

今年は異常に暖かいロンドン、今日も快晴で18℃もあります。ちょうどハーフタームでどこにいっても子供たちが大勢。科学博物館は長蛇の列だし、テート美術館では子供用に用意された画用紙とクレヨンを使ってあちこち床に座って絵を模写している姿が目に付きます。今日のハイドパークチャペルのランチタイムコンサートにも親子連れがたくさん。演奏中にしゃべったりノイズを出したりする子供もいて、親もなかなかのんびりと音楽を聴くわけには行かないようです。しかし、演奏者側から見れば、そういう環境でも集中力を持続して演奏し続ける練習にはなるでしょうね。ロンドンも以前に比べるとやたらノイズを出す聴衆が増えているので、まじめな聴衆側も気にしないようにする訓練が必要なようです。

今日のリサイタルは、The Lale QuartetというGuildhall School of Music and Drama出身者で2004年に結成された弦楽四重奏団の演奏です。
団体名はイギリス人リーダーのチェロ奏者David Laleの名前を取ったもの。後の3人はすべて東欧の女性たちです。

曲目は
モーツアルト:弦楽四重奏第6番 変ロ長調 K159
シューベルト:短楽章の短い曲(正式名聞き取れず)
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏第8番 ハ短調 作品110

プログラムに、モーツアルトの第15番と書いてあり、そのときはあまり気に留めなかったのですが、帰宅してから気になって各楽章の演奏形式を指定する言葉(専門語でなんというのか知りませんが)アレグロなどと調性を調べると6番が正しいものでした。なぜそんな間違いをしたのか謎です。数え方に二通りあるなんてことはないですよね。

いつものリサイタル通り曲に集中させてくれる立派な演奏でした。
モーツアルトもシューベルトも美しい響きながらもそれぞれの特徴がよく出た聴き応えのある曲です。

次のショスタコーヴィッチの曲、一転して何か深刻なメッセージがあるような深みのある曲で、その深さはベートーベンの14番や15番に匹敵するものを感じました。チェロがしっかりと緊張を持続させるリーダーシップを取って見事な演奏。すばらしい曲の存在を教えてくれました。
時間の関係で、この後に予定されていたドボルザークの第6番がカットされたのは残念。
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by dognorah | 2005-10-29 02:43 | コンサート
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