チェロとピアノのリサイタル -9月22日

c0057725_18462748.jpgハイドパークチャペルにおけるランチタイムリサイタルです。
今日の演奏者は4月16日にも演奏していますので今年2回目です。





チェロ:Rebecca Hewes
 1983年生まれ。180センチ以上の長身です。この6月にRoyal Academy of Musicを卒業しました。既にあちこちで本格的リサイタルを手がけています。

ピアノ:Russel Hepplewhite
 1982年生まれ。同じくRoyal Academy of Musicを今年卒業。ピアノだけでなく、作曲も学び、両方ともとても活発な活動で注目を浴びています。

プログラム
 ベートーベン:チェロソナタ第3番イ長調 作品69の第1楽章
 マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲
 ラフマニノフ:チェロソナタト短調 作品19の第3楽章
 ヘッペルホワイト:Thinking Through Sound
 ポッパー:ハンガリーラプソディ 作品68

レベッカさん、4月に見たときよりもちょっと痩せて、より美人になっていますが、音の方もより洗練されたのではと思います。とても心地よい音で深みのある音楽を聴かせてくれます。ピアノのラッセル君も前回と同じくダイナミックな弾きぶりと硬質の和音が快調で、既に3年も組んで演奏活動しているからでしょう、両者の息もぴったり合っています。お互い主張すべきところは目いっぱい主張しているのに調和が取れている様は小気味がいい。

今回のベートーベンは前回よりはるかによろしい。始まってすぐに聴衆を引き込む説得力があります。マルティヌーは激しいピアノのタッチをバックに独自の世界の描出が印象的。ラフマニノフのこの楽章はすごく叙情的な曲ですが、ピアノのとても細やかな表現が効果的で美しい演奏になっています。ヘッペルホワイトの「Thinking Through Sound」はこのピアニスト自身の作曲ですが、現代曲らしい鋭い音も入っているものの全体におとなしめで短いながら魅力的な曲です。思うに、パートナーの意見がダイレクトに反映できる環境ですからチェロ奏者から見ても演奏のし甲斐のあるものに仕上がるのでしょう。

4月に引き続き、それぞれの確かな技量と共に、二人の共演はとてもいい結果を生んでいる印象を受けました。今後どういう道を進むのかわかりませんが、これからもぜひ一緒に活躍してほしいコンビと思いました。
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by dognorah | 2005-09-23 18:48 | コンサート
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