コンセルトヘボー管弦楽団演奏会第2夜 -9月2日

同じオケのコンサートを2晩続けていくなんて初めてです。今日は馴染みのない曲が入っているせいか観客の入りは6割程度。昨日が満席だっただけに演奏側にとってもちょっと寂しいですね。でも、そういうリスクを取ってでもやりたい曲をやるというのが好ましいと思いました。

今日のプログラム:
Lutoslawski(1913-1994):Concerto for Orchestra
Brahms:Symphony No.1 in C minor

指揮は昨日と同じくマリス・ヤンソンスです。

1曲目、初めて聴く作曲家です。ポーランド人で、結構沢山作曲しているようです。この曲は恐らくバルトークをお手本にポーランドの伝統音楽を取り入れて構成したものらしい。バルトークのものは一度聴いただけで好きになりましたが、どうもこの曲は賑やかにいろいろリズムが奏でられるのですが、あまりよくわからない。ヤンソンスは何か思うところがあるのでしょうけれど。演奏自体は一糸も乱れずという感じです。

2曲目は実演を聴くのはかなり久しぶりです。第1楽章から第3楽章まで極めてオーソドックス且つがっちりと構成した文句のつけようがない演奏でしたがイマイチ面白味がない。弦の厚みも柔らかい木管と金管もすばらしいのですが。ところが第4楽章になって今まで抑えていた力が大爆発。怒涛のようにうねるエネルギーがすごい。それでいてアンサンブルは全く乱れず、それどころかもっと煽られてもまだまだ余裕がありそうな底なしのポテンシャルを感じるくらい。そしてコーダで一気に盛り上がり、ヤンソンスが指揮台で飛び上がって劇的に締めくくりました。大歓声とやんやの喝采、それに足踏み。わかりましたよ彼の意図が。ベートーベンの第9のように最終楽章で歓喜の勝利ですね。感嘆しました。

それにしてもいい指揮者といいオーケストラ、演奏側も聴衆も幸せを感じるでしょう。開演前にホールの外で涼んでいた日本人ヴァイオリン奏者(入団して3年とのこと)にちょっと伺いましたが、やはりヤンソンスの指揮はすばらしいといっていました。

アンコールはブラームスのハンガリア舞曲第6番とビゼーのアルルの女第1組曲からプレリュード。ブラームスはともかく、ビゼーのリズムは南仏風では全くなくやや重々しいのが面白い。
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by dognorah | 2005-09-03 08:50 | コンサート
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