BBC PROMS コンサート – 8月17日

ようやく今シーズン初めてPROMSのコンサートに行きました。オーケストラの生を聴くのは7月31日以来で、やっぱり生はいいと実感した次第。

今日の演目は、
(1)ベルク作曲ルル組曲
(2)マーラー作曲交響曲第4番ト長調
ベルクとマーラー、いい組み合わせのプログラムと思います。ソプラノに両方出演してもらえるし。

演奏は、
ソプラノ:クリスティーネ・シェーファー(Christine Schäfer)
指揮:ダニエレ・ガッティ(Daniele Gatti)
管弦楽:ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
会場:ロイヤルアルバートホール

最初に、ロイヤルフィルってこんなにうまかったけ?というのが正直な感想。もうかなり長い間このオケを聴いていなかったので、その間実力が向上したということか。弦のアンサンブルもいいし、木管も金管もいい音を出している。ホルンなんか弱音でもとても表現力があって感心した。ガッティは96年から常任指揮者らしいが、納得のいく演奏で安心して曲に浸れる。かなりの実力者と見た。

ルルはまだオペラを見たことがなく、組曲も初めて聴いたのですが、なかなか饒舌な音楽で楽しめます。20分ぐらい経過したところでシェーファーが黒のお引きずりのドレスで静かに入場し、指揮者のそばに立つ。彼女を聴くのも久しぶりですが、相変わらずやや細めの透明な感じの美しい声でした。安い席だったので双眼鏡を持参していたのですが、見てびっくり。そのドレスが胸の下からおへそのかなり下のほうまで細かいメッシュになっていて、色っぽいったらありゃしない。コンサートの直前に食事し、豊麗な音楽でややとろとろしかけていたのですがいっぺんに目が覚めました。でも彼女はほんの2-3分歌っただけでまた静かに退場したのでした。それから10分ぐらいして再び彼女が入場して今度はオーケストラの後ろで歌いましたが、なんと、別のドレスに着替えているではありませんか。やはり黒ですが、ラテックスのような光沢ないしはラメが入ったもので、メッシュはなし。そしてまた2-3分歌ったらもうおしまい。着替えなくていいからもう少し長い間歌う組曲にしてほしかった。

マーラーの4番は実は私のお気に入りの曲で、これを目当てに来たのですが、期待に応えてくれるニュアンス豊かで優美な演奏で満足しました。ソプラノは第4楽章で歌うのみですが、シェーファーは再び着替えていて、今度は平凡な黒のパンツに黒のブレザーといういでたち。この曲ではルルと違って非常に静かな歌い方になるので、この大ホールにはちょっとそぐわない感じです。気品さは十分伝わるのですがもう少し声量がほしい。

今日の席は座席としては一番天井に近いサークルというところで、この上が立ち見ギャラリーになります。このブログに時々コメントをしてくださるSardanapalusさんはよくそのギャラリーで聴かれるようですが、音が良いんだとのこと。私も今日それを実感しました。すぐ下の高いボックス席より良いです。ホール自体も天井にいろいろ工夫を凝らして音がより良く反射分散するようにしているので、年々改良されているのかもしれませんが。
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by dognorah | 2005-08-18 09:11 | コンサート
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