「Music of Today」コンサート – 6月21日

恒例のフィルハーモニア管弦楽団による現代音楽普及のためのイベントである。会場はロイヤルフェスティヴァルホール。この催しは1年を通じて開催されるが、今日が今シーズンの最後で、特別にイギリスの各音楽学校に在籍している若い作曲家たちの作品を取り上げた。これは半年ぐらい前から準備されていたもので、各作曲家にアンデルセンの童話のどれかからイメージして作曲すること、というルールを与えて芸術監督のJulian Andersonと今日の指揮者Alexander Brigerと共に綿密な打ち合わせの結果開催にこぎつけたものである。4人の作曲家が選ばれたが、すべてヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、フルート1、クラリネット1、ハープ1という楽器構成だったのでそれもルールであったのだろう。

作曲家は次の通り。
(1) Jean-Baptiste Robin (1976- )
パリのコンセルヴァロワールで学んだ後、現在はロンドンのKing’s Collegeに在学中。選んだテーマは「Reflected Faces」
(2) Llwelyn ap Myrddin (1980- )
最初物理学を専攻していたが後に作曲家になることを決意、現在はロンドンのGuildhall School of Music and Dramaに在学中。テーマは「The Nightingale」
(3) Dobrinka Tabakova (1980- )
ブルガリア生まれ。Guildhall School of Music and Dramaを卒業後、King’s Collegeに在学中。テーマは同じく「The Nightingale」
(4) John Douglas Templeton (1982- )
スコットランド生まれ。現在はRoyal Academy of Musicに在学中。テーマは「On Myths of Travel & Broken Snow」

各曲とも5-10分程度の短い作品である。まとめて感想を述べると、現代の音であるのはもちろんだけれど現代音楽の範疇では特に異端的なものはなく、すべてあるイメージを湧かせてくれる作品に仕上がっている。その分非常に個性的な作品というのはなかった気がする。選ぶ側の趣味も出ているとは思うが。
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by dognorah | 2005-06-23 01:29 | コンサート
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