リコーダーとピアノの演奏会

本日のロイヤルオペラハウスのランチタイムコンサートは珍しくリコーダーという楽器の登場である。しばらく歌のプログラムが続いていたので閑話休題というところ。
この楽器は主にバロック音楽など古い音楽でよく出てくるものだが、今日のプログラムで現代の作曲家でも無視していないことを学んだ次第。

c0057725_271388.jpg演奏者
 リコーダー:John Turner(左の写真)
  イギリスにおけるリコーダーの指導者的存在らしい。ほとんどの室内管弦楽団と共演している。見たところ60歳ぐらいのベテラン。
 ピアノ:Stephen Bettaney
  伴奏、室内楽、コーチとして活躍中で50歳ぐらいの人。

プログラム
 John Parry(1776-1851):Nightingale Rondo for recorder and piano
 Alan Rawsthorne(1905-1971):Suite for recorder and piano
                Four bagatelles for piano solo
Chistopher Ball(1936- ):From the Hebrides. Suite for recorder and piano
 Edward Gregson(1945- ):Romance for recorder and piano
 Anthony Hedges(1931- ):Three concert miniatures

最初と2番目の曲は、よくバロック音楽で聴くような音色とメロディで、やや退屈に感じてしまった。楽器の音も特に魅力的とはいえないし。
ところが3番目のBallの曲はかなり近代的で、楽器の出す音のレンジも広くて鋭いし、ピアノがころころとつぶらだちよく鳴って美しく、バロック嫌いな私でもすごく楽しめた。演奏終了後会場に来ていた作曲家も立って一緒に挨拶。
4曲目のGregsonも同様で、現代の音が主役だ。ピアノの音もより先鋭である。これもよい。やはり作曲家が演奏後に挨拶した。
最後の曲はちょっと時代が戻る感じではあるが、リコーダーという楽器にすっかり慣れ親しんだ我々聴衆はその音楽を堪能した。終了後は声を出しての大拍手で、Turner氏は地味な楽器でも十分楽しい音楽を提供できることを示してくれた。

よく知らなかったが、リコーダーというのは随分種類があって、彼はそれをとっかえひっかえしながら演奏していた。一番大きいのはクラリネットぐらいのボリュームがある。他の楽器に比べて1種類では出せる音のレンジが狭いのでそういう風に発達したものと見える。その辺が近代的なメジャー作品では使われなくなった理由か。
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by dognorah | 2005-06-21 02:08 | コンサート
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