ピアノコンサート

ハイドパークチャペルでのフリーコンサート。土曜日の午後4時から開始にもかかわらず相変わらず聴衆は少ない。

今日は女性ピアニストによる独奏である。
ピアノ:Agnieszka Pluta
今月下旬に20歳になるポーランド人。ポーランドでピアノを学んだ後、2004年からロンドンのRoyal College of Musicで引き続きピアノを学んでいる.本人は、ピアニストで作曲家で作家でもあるといっている。最も得意とする作品はラフマニノフの音楽とのことで、今日のプログラムにも含まれている。

プログラム:
J.S.Bach: Partita No.2 in C minor
Chopin: Sonata in B minor, Op.35
Rachmaninov: Etude-Tableaux in E-flat minor, Op35-5
Rachmaninov: Six Preludes
         D minor, Op.23-3
         G minor, Op.23-5
         D major, Op.23-4
         G sharp minor, Op.32-12
         G major, Op.32-5
         B flat major, Op.23-2
Schubert/Liszt: Gretchen am Spinnrade

全部で1時間15分ぐらいかかったが、休みなしに弾き切った。タフな人だ。
演奏もエネルギッシュで、がんがん弾いていく。各曲目とも、音楽的な流れは納得できる演奏なのだが、なぜかフォルテとフォルティッシモの音が汚れている。それがちょっと気になって音楽に没頭できなかった。ピアノはいつもここで使われているもので、今まで演奏したピアニストの場合は気にならなかったので楽器に問題はないと思う。

ショパンのソナタは有名な葬送行進曲のついたものだが、彼女、楽章の間の間を全然取らない。ちょっと違和感がある。楽章の中のフレーズでは取るべきところで間をちゃんと取っているのだが。まだ聴衆の前で演奏慣れしていないせいかしら。

曲と曲の間も拍手に答える動作がぎこちなく、とにかく音が出ていない時間があると落ち着かないようだった。

本人が言うだけのことはあって、ラフマニノフの表現は生き生きしていた。華やかな曲であるOp.23-2を最後に持ってきたのは正解だろう。本人が一番好きな曲かもしれない。本日一番の出来であった。今後の成長を期待したい。
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by dognorah | 2005-06-12 06:13 | コンサート
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