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ソプラノ独唱会

ロイヤルオペラハウスのランチタイムコンサート(6月6日の分)。
今日の出演者は、
ソプラノ:Rachel Nicholls
ピアノ:Paul Plummer

プログラムは、
Henry Purcell:  Three Mad Songs
Claude Debussy:  Proses lyriques
Benjamin Britten: Les illuminations de Rimbaud
Noel Coward: Nina

彼女は大学でフランス語と言語科学を学んだ後Royal College of Musicで歌唱を専攻したという変わった経歴の人。既に2001年以来ロイヤルオペラで脇役であるが舞台経験がいくつかあり、地方のオペラでは主役級を演じている。調べたら、私は昨年12月に観た「ナキソス島のアリアドネ」でEcho役をやっていた。

ピアノ伴奏者は、1995年にGuildhall School of Music and Dramaのピアノ伴奏科(こういう専門コースがあるとは!)を卒業。以来ピアノ伴奏と室内楽を主活動にしている。

歌は、最初のパーセルの3曲を聴いただけで、うまい人だなあと感心した(そのときはまだ既に舞台で聴いたことのある人だったとは気付いていなかった)。豊かでよく伸びる美しい声がとても心地よい。これが続くならStanding ovationものだと思ったぐらい。ただ、プログラムが進むにつれてわずかであるが声のかすれが時たま出始めた。オペラと違ってリサイタルではかなり長時間歌い続けるからか。また、最高音部での金属的響きも時々気になることがあったが、まあ細かいことを言うべきじゃないだろう。奏でる音楽はとてもすばらしかったのだから。
いつもながら、ここのランチタイムコンサートはぴか一だ。
by dognorah | 2005-06-10 01:42 | コンサート | Comments(4)
Commented by newyork0630 at 2005-06-10 10:49 x
お久しぶりです。
私の友人に、ジュリアードのピアノ伴奏科の人がいます。
それまで伴奏に注目したことがなかったのですが、伴奏でかなり違いますよね。それにしてもランチタイムコンサートなんて、いい企画ですね。
Commented by dognorah at 2005-06-10 20:26
そうですか、やはりジュリアードにもあるんですね。伴奏が好きだという方が結構いるんですよね。Newyork0630さん、コメントは出来ませんでしたが時々お邪魔して楽しい記事は読ませていただいています。写真がきれいで要領よく掲載されているのにいつも感心しています。どうもコメントありがとうございました。
Commented by stmargarets at 2005-06-11 00:42 x
個人的にはこのコンサートに行かれているdognorahさんが一番羨ましいです・・・(笑)。
Commented by dognorah at 2005-06-11 00:54
stmargarets さんも自宅勤務のときにはいけるじゃないですか。ランチタイムですから(^^)
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