ロンドン室内管弦楽団演奏会

c0057725_8533942.jpgc0057725_985520.jpg










London Chamber Orchestraの定例公演です。場所はSt John’s, Smith Squareのホールでした(写真左上)。1728年建立の美しく立派なバロック様式の教会だったのですが、第2次大戦中にドイツの空襲で一部破壊され、戦後復旧されたものです。内部の空間は大きいけれど(写真右上)、音楽ホールとしては小さいので室内楽や小編成オケ向きです。

演奏者
チェロ独奏:Natalie Clein
指揮:Christopher Warren-Green

プログラム
Tumbalalaika: Folk Song 51
Schubert: Overture in the Italian Style in C D590
Sibelius: Valse Triste op.44
Haydn: Cello Concerto in C
Mendelssohn: Symphony No.3 in A minor op.56 ‘Scottish’

最初のプログラムは、A Chance to Playというもともとは有名なヴァイオリニストのメニューヒンが始めたコンセプトで、小さな子供にオーケストラなどと一緒に演奏する機会を与えるものです。今日は5-6歳の子供が10人ほど登場し、子供サイズのヴァイオリンをオケと一緒に弾くものでした。普段の練習が功を奏してちゃんとまともな音で共演は成功。時間にして5分ぐらいですが、将来この子達の中から音楽家が育てば「5歳よりオーケストラと共演した」なんて文章が履歴のところに載るのでしょうか。

このプログラムに参加希望の子供は常時募集されており、この年齢から積極的に音楽教育を支援するプログラムが存在するのはさすがという感じです。

c0057725_8541781.jpgハイドンのチェロ協奏曲を弾いたナタリー・クラインさん(写真)は1977年生まれ、国際的にずいぶん活躍している方で、美しい音で洗練された演奏をしていましたが、ちょっと線が細い感じです。もう少し力強く、浪々と鳴らして欲しかったなあと思いました。

最後の「スコットランド交響曲」は室内管弦楽団とは思えない豊かな音でがっちりした構成の演奏でした。ヴァイオリンが6名ずつの12人、ヴィオラとチェロが3名ずつ、コントラバスが2名、木管と金管はそれぞれ2名ずつの編成です。小さなホールなので音量的には十分。演奏スタイルはきびきびと速めのテンポでしたが、私はこの曲に関してはうんとロマンティックに遅めのテンポで演奏されるのが好きです。クレンペラー指揮フィルハーモニアあたりが最高です(クレンペラー自身は自分の演奏はロマンティックなんかではないと言っていますが)。
[PR]
by dognorah | 2005-05-26 09:16 | コンサート
<< レイノルズ展 榎本明子さんのメゾソプラノの夕べ >>