ソプラノとピアノの演奏会

今日のハイドパークチャペルのランチタイムコンサートは、ソプラノ独唱だけでなく伴奏ピアニストの独奏も間に挟むというちょっと変わった企画であった。歌曲の場合、ピアノ伴奏者はほんとに伴奏だけで終わるのがほとんどであるが、ピアニストの力量を知らせるにはこういうアイデアはいいかもしれない。

演奏者
 ソプラノ: Zoë Challenor
   12歳の頃からWelsh Nationak Operaで歌い、大学卒業後は各地の地方オペラやリサイタルをこなしている。20代前半と思われる。

 ピアノ: Seth Williams
   ドイツとロシアで学んだ後イギリスのRoyal Academy of Musicでピアノに磨きをかけている。見たところ30台前半か。

プログラムは、ミュージカルのポピュラー曲に始まり、シューベルトやドビュッシーの歌曲に続いてオペラのアリアで締めくくるものであった。ピアノ独奏曲は、ショパンの夜想曲嬰ハ短調とグラナドスのスペイン舞曲である。

ソプラノは全く飾り気がなく親しみを振りまく人で、もう歌うのが楽しくて仕方がないという立ち居振る舞い。聴くほうも最初からとても心が和む。高音部も不安なく出て音程もしっかりした人だ。今日のプログラムを見てもヘンデルからガーシュインまで幅広いレパートリーをこなしている。上背はあまりないが器量がよく性格もよさそうな人なので、結構出演依頼があるだろうという予感がする。

ピアニストは、テクニックはあるし、情感豊かなショパンだったし、私のレベルの聴衆を楽しませるには十分。独奏でまとまった曲を弾いたときにどの程度自分のメッセージを伝えられるかは今日の演奏だけではわからないけれど。

先週から始まってこのところ歌曲を聴くことが多い。来週月曜には昼と夜にも予定が入っている。その夜のコンサートをやる人から、「今は,再びゴールデン歌曲時代が来た」といわれているんですよ、と教えていただいた。

コンサートを終わってから歩いてすぐ近くのハロッズに行った。お目当ては野菜売り場。あった!フランス産ホワイトアスパラガス。今が旬のこれ、イギリスでは栽培されていません。イギリス人にはこれの味なんかわからないのです。したがって高級デパートでしかお目にかかれないのです。1キログラムの束でしか売っていなくて、ちょっと二人には多過ぎるなぁと思いましたが杞憂でした。半分をゆでて、残り半分はオリーブオイルをかけてグリルしました。半分食べて残りは明日に取っておこうと食べる前は思っていましたが、今日のお供の南アフリカ、Stellenbosch地域のシャルドネと共にあっという間にすべて胃袋に。この時期しかないということがおいしさを増幅させます。
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by dognorah | 2005-05-20 08:50 | コンサート
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