セミヨン・ビチコフ指揮LSO

2012年4月1日、バービカンホールにて。

Mahler Symphony No 3

Semyon Bychkov conductor
Christianne Stotijn mezzo-soprano
Tiffin Boys' Choir
Ladies of the London Symphony Chorus
London Symphony Orchestra

ビチコフがマーラーを振るというので買ったチケットです。彼は珍しくいつものベスト姿ではなく燕尾服を着ていました。
第1楽章冒頭の金管は朗々と美しく鳴る壮大なものでまず圧倒されます。ビチコフの指揮はスケールの大きいものでオケのコントロールも見事。緊張感がみなぎります。すべての金管は第1楽章だけでなく終始すばらしい演奏でした。これに比べると木管は第1楽章はやや冴えず、ちょっと気になりましたが第2楽章以降は持ち直しました。その第2楽章の美しいこと。第3楽章は一般的にちょっとだれる傾向のある楽章ですがビチコフはメリハリをつけて相変わらず惹きつけてくれます。第4楽章はメゾソプラノのストテインが登場しますが彼女の美しいながらも小さな声量に合わせてオケの音量もグッと絞られます。このあたりはやはりビチコフのオペラで鍛え上げた思いやりでしょうか。なかなか感動的な楽章でした。しかし第5楽章で合唱が入ってくると彼女の声量の無さは隠しがたく、かなり不満を覚えました。合唱も並の出来です。それでも本来この楽章の持つ力のせいで聴き応えはありました。第6楽章はすばらしい集大成でビチコフはここぞとばかりダイナミックに叙情的に思う存分マーラーを歌い上げます。終演後は多くのブラヴォーが出ていました。
しかし長いですねこの曲は。正味100分たっぷり。正直、まだ終わらないかーと思ったことも。

Christianne Stotijn
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Semyon Bychkov
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by dognorah | 2012-04-03 07:39 | コンサート
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