フルートとピアノによる音楽

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木曜日は恒例のハイドパーク・チャペルでのコンサートである。
今日は23歳のフルーティストと20代後半のピアニストによる演奏会であった。いずれも女性である。

フルート:Kerry-Ann Searle
ピアノ:Catherine Milledge

プログラム
(1) Philippe Gaubert (1879-1941): Sonata No.2
田園風景を思い浮かばせるのどかなメロディで始まり、第2楽章は引き続きゆったりとした雰囲気だが途中からだんだんテンポと音程が上がり第3楽章でかなりすさまじくダイナミックに奏でられる。初めて聴いた曲だがいい音楽だ。

(2) Andre Jolivet (1905-1974): Chant De Linos
これは現代音楽の雰囲気タップリ。笛の鳴らし方も尋常ではなく激しいスタッカートで最高音部に到達して、さらにヴァイブレーションのような効果音を出して、激しく応酬するピアノと共に独自の雰囲気を作り出す。ジョリヴェというのはこういう音楽だったんだ。自分にとっては新しい発見だった。しかし音楽というのは奥が深いし間口も広い。演奏後彼女たちに訊いてみると結構ポピュラーな曲でCDもいろいろあるとのこと。自分はほんとに一部の音楽しか聴いてこなかったんだなぁと実感し、恥じ入るのみ。

(3) Francois Borne (1840-1920): Fantaisie Brillante Sur Carmrn
ビゼーのカルメンのメロディをもとにアレンジしたもので誰でも知っているポピュラーなメロディがふんだんに表現される。恐らく観客へのサービスとして選んだのであろう。いや楽しかった。

フルート独奏の音楽会なんて普段はあまり開催されないし、私も大昔ゴールウエイの演奏会に行って以来であったが、来てよかった。クラリネットのときもそう感じたが、クラシック音楽として分類されるものだけでも一生かかっても聴ききれないぐらい多くの曲があるのである。こうして足を運んでこそ、その中のほんの一部とはいえ自分の耳に入れることが出来る。そこに新たな感動が生じる。何を聴くかというのは完全に受身ではあるのだが、かといって能動的に聴くというのも大変だ。これからも与えられるものを積極的に聴きにまわろうと思った次第である。
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by dognorah | 2005-05-13 07:27 | コンサート
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