モーツァルト「皇帝ティートの慈悲」コンサート形式

2012年2月22日、バービカンホールにて。

Mozart La Clemenza di Tito

Deutsche Kammerphilharmonie Bremen
Louis Langrée conductor
Michael Schade Titus
Alice Coote Sextus(エリーナ・ガランチャの代役)
Rosa Feola Servilia
Malin Hartelius Vitellia
Christina Daletska Annius
Brindley Sheratt Publius

このオペラのコンサート形式は3年半前に同じバービカンホールで聴きましたが、セスト役はそのときもアリス・クートでした。今回はガランチャが出産直後でツアーは無理ということでキャンセルとなったのですが代役のクートは前回の出来を凌ぐ絶好調の歌唱でした。音程はしっかり、声は深みがあり各アリアの表現も納得のいくものでした。まるで「ガランチャでなくてもいいでしょうがー」と言わんばかり。でも容姿がちょっと違うんですけどー。
ティート役のミヒャエル・シャーデもそれに劣らないすばらしい出来で大変楽しめました。コンサート形式とはいえ、演技のうまさがもろ感じられる迫力もありました。
ヴィテリア役のマーリン・ハルテリウスも悪くはありませんが声は全面的に好きだというわけではないです。
セルヴィリア役のローザ・フェオラは美しい声の持ち主で、こちらは私の好み。この役はアリアが少ないのが恨めしい。
アンニオ役のクリスティーナ・ダレツカはまあまあの出来。
プブリス役のブリンドリー・シェラットはROHでお馴染みのバスですがよく声が出ていて歌も上手かった。
ルイ・ラングレー指揮のDeutsche Kammerphilharmonie Bremenは音がよくて切れのいい演奏、序曲を聴いて今日は来てよかったと思ったものでした。実はガランチャがキャンセルしたとき切符を返そうかどうしようかと迷ったのです。ラングレーは過去に何度か聴いていますがいつも印象はいいです。特に昨年4月の「ペレアスとメリザンド」には私は最上級の賛辞を送っています。
特筆に値するのは管弦楽で、ドイツの小編成オケの実力を余すところ無く伝えてくれました。木管も弦もアンサンブルがすばらしく隣にいた友人は普段聴くLPOとは何という違いと感嘆していました。

Michael Schade as Titus
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Alice Coote as Sextus
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Malin Hartelius as Vitellia
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Brindley Sheratt as Publius & Rosa Feola as Servilia
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Christina Daletska as Annius
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Louis Langrée & concert master
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by dognorah | 2012-02-24 22:42 | オペラ
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