LPO定期演奏会

2012年1月18日、RFHにて。

Sergey Prokofiev: Symphonic Song, Op.57
Sergey Prokofiev: Piano Concerto No.5
Interval
Sergey Prokofiev: Symphony No.6

London Philharmonic Orchestra
Vladimir Jurowski conductor
Steven Osborne piano

自分でも驚くぐらい遅いのですがやっとコンサートに行ったので今年初めての記事です。
本当は昨日ROHでLa traviataを見る予定でしたが目的のネトレプコがキャンセルしたので切符を手放したのです。代わりに行ってくれた人の情報だと代役のエルモネラ・ヤオは特に第1幕がひどい出来だったそうで、日本公演での惨状も合わせて考えると彼女は結局この役には向いていないような気がします。
年始早々ネトレプコに振られて惨めな気持ちですが、追い打ちをかけるように2月22日に行われるバービカンでの「皇帝ティートの慈悲」で出演予定だったガランチャがキャンセルとのことで私の2大歌手に振られる羽目になり、今年もいろいろお目当ての歌手に振られることになるのでしょうか。

それはともかく今日のコンサートはすべて初めて実演に接する曲ばかりでしたが、すばらしい音楽を間近に聴ける幸せをしみじみと感じることが出来ました。
すべての音楽が豊富な楽想とゴージャスな音で奏でられ、あまり好きでもなかったプロコフィエフを見直すことが出来ました。
まず最初の曲ですが短い曲にもかかわらず大編成の管弦楽が醸す音が新鮮で、調子のよい金管と弦が興味の尽きない競演を繰り広げてくれます。一緒に行った友人達の一人は退屈だといっていましたがなんのなんの私は大変楽しめました。
2曲目のピアノ協奏曲は5楽章編成という変わった構成ですがプロコフィエフらしい達者な腕が求められる部分と叙情的な部分が織りなす豊かな音楽がすばらしく、これも大いに楽しめました。独奏者は協奏曲では珍しく譜面めくりを使っていましたが演奏は美しいピアノが特に印象的で大いに楽しませてくれました。
最後の交響曲第6番はよく聴く初期の古典交響曲とは随分違う印象で、ゆったり構えた大曲という趣です。この辺はユーロフスキーの解釈にもよるのでしょう。これに限らず今日の彼は細部にわたって充実した解釈を披露してくれたと思います。バックに何となく不安感が感じられるのは晩年の健康状態のためか。第2楽章の美しさは特筆もので、LPOの弦はとてもよく表現できていました。第3楽章はスケールが大きく、心底この曲を楽しめました。
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by dognorah | 2012-01-20 08:39 | コンサート
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