Plácido Domingo Celebration

2011年10月27日、ROHにて。

OTELLO Act IV
Otello: Plácido Domingo
Desdemona: Marina Poplavskaya
Emilia: Hanna Hipp
Iago: Jonathan Summers
Cassio: Pablo Bemsch
Lodovico: Paata Burchuladze
Montano: Jihoon Kim

RIGOLETTO Act III
Rigoletto: Plácido Domingo
Gilda: Ailyn Pérez
Duke of Mantua: Francesco Meli
Sparafucile: Paata Burchuladze
Maddalena: Justina Gryngyte

SIMON BOCCANEGRA Act III
Simon Boccanegra: Plácido Domingo
Amelia: Marina Poplavskaya
Gabriele Adorno: Francesco Meli
Jacopo Fiesco: Paata Burchuladze
Paolo Albiani: Jonathan Summers
Captain: Lee Hickenbottom

Conductor: Antonio Pappano
Orchestra of the Royal Opera House

ドミンゴがロイヤルオペラにデビューしてから40年になるのを祝って特別に企画された公演です。ヴェルディの3つのオペラからテノール役をオテロから、バリトン役をリゴレットとシモン・ボッカネグラからそれぞれ1幕を選んで上演されました。3つともちゃんとした舞台を作ったので裏方は大変だったでしょう。
ドミンゴはさすがに70歳を超えた年齢では大きな声は出せないのでしょう、舞台脇にスピーカーを隠して歌いましたが、歌唱そのものは大変立派で、それに加えて演技が入魂もので感動的でした。オテロとシモン・ボッカネグラの相手役が悪評高いマリーナ・ポプラフスカヤなので危惧していましたが、今日はほとんど破綻することなく上々の出来で、いつもこれくらい歌ってくれたら悪口を書くこともないだろうにというレヴェルでした。

ドミンゴのリゴレット役は初めて見ましたが立派な役作りです。ジルダ役のペレスは可憐な声でまあまあ、フランチェスコ・メリの公爵は非常にすばらしい歌唱で大満足です。有名な4重唱もマッダレーナ役がよくてすばらしいアンサンブルでした。ただ、スパラフチレ役はもう少し低音のドスのきいた声で聴きたかったと思いました。

シモン・ボッカネグラは昨年10月にドミンゴはモシンスキーの演出したもので全幕を歌っていますが、今日はそのときとは異なる演出のもので上演されました。それは以前ガーディナーの指揮で見たことのある Ian Judge演出のものです。恐らくドミンゴが、こっちもやってみようと言ったのでしょう。

ずっと前はドミンゴといえば単に舞台で突っ立って歌うパヴァロッティほどじゃないにしてもあまり演技が上手いという印象はなかったのですが年期を経て演技も洗練されてきたのでしょう、3つとも悲劇的な表現が凄みのあるものでした。今後この人がロイヤルオペラの舞台に出ることはあまりないでしょうから、ひょっとしたらこれが見納めかも知れません。

Plácido Domingo as Otello
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Plácido Domingo as Rigoletto
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Plácido Domingo as Simon Boccanegra
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Francesco Meli as Gabriele Adorno
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Paata Burchuladze as Jacopo Fiesco
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Marina Poplavskaya as Amelia
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With Antonio Pappano
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by dognorah | 2011-12-14 03:27 | オペラ
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