ユーロフスキー指揮LPO

2011年5月28日、RFHにて。

Vladimir Jurowski: conductor
Hanno Müller-Brachmann: bass-baritone (Christian Gerhaherの代役)
London Philharmonic Orchestra

Haydn: Symphony No.88 in G
Mahler: Songs from Des Knaben Wunderhorn
・Des Antonius zu Paduas Fischpredigt
・Lob des hohen Verstandes
・Rheinlegendchen
・Trost im Unglück
・Das irdische Leben
・Der Tamboursg'sell
・Revelge
Brahms: Symphony No.4

先日ウイグモアホールでのリサイタルをキャンセルしたクリスチャン・ゲルハーハーが出演するというので買ったコンサートですが、やはりまだ具合がよくないのかこちらもキャンセルしてしまいました。でも、代役のハンノ・ミューラー=ブラッハマンもなかなかよかったです。この人は以前ベートーベンの第9のソリストとして聴いたことがあります。声質はそれほど好みじゃありませんが、表現力のある歌唱はなかなかのもの。指揮者ユーロフスキーとほぼ同じ背丈の長身ですが、歌うときは膝を折り曲げたり前屈みになる癖があってまるで背を低く見せようとするみたいな動作です。このときのバックのオケの演奏も秀逸で全体としては大変楽しめた音楽でした。

前後しますが、最初の曲ハイドンの交響曲第88番も大変立派な演奏でした。オケを小編成にしたので弦のアンサンブルもすこぶるよく、美しい音色でゆっくりしたテンポがツボにはまった感じで、格調の高さを感じさせる出来です。

最後のブラームス第4番もわくわくさせるような演奏で大いに楽しみました。第1楽章序奏部は慎重な開始で両腕を柔らかく大きく動かすことでふわーっとした感じを出していましたが、それが私の持つイメージとぴったり一致して、この部分の音を聴いただけで今日はいい演奏になりそうだぞという期待感に胸がふくらみます。そしてその期待は裏切られることはなく、第4番としてはどの楽章を取っても私の大好きな演奏スタイルとなりました。ただしかし、ハイドンに比べて大編成になった分オケの音質にはやや不満が出たのも事実です。ユーロフスキーの棒を持ってしてもいかんともしがたい本質的なオケの実力に関わることで、むしろ彼にはせめてフィルハーモニア管ぐらいのオケを指揮して欲しいとも思いました。
なお、ユーロフスキーはオケの編成は両翼配置が好みな様で今日の3曲ともそうだったし最近の記憶でもほとんどそうです。本日のブラームスの時はそれに加えてコントラバス10挺を最後列の左右に5挺ずつ並べるという珍しい配置でした。

Hanno Müller-Brachmann & Vladimir Jurowski
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Hanno Müller-Brachmann
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by dognorah | 2011-05-31 00:56 | コンサート
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