マゼール指揮マーラー第7番

2011年5月26日、RFHにて。

Lorin Maazel: conductor
Philharmonia Orchestra
Mahler: Symphony No.7

指揮者が壇上に上がってからトラブルが! マゼールさん、コンサートマスターに向かってなにやらぶつぶつ言いながら指揮台を降りてしまいました。ヴァイオリン奏者の一人が意を汲んで楽屋裏に行く。暫くして係員が譜面台を持ってきた。暗譜で指揮するのかと思われていたようです。係員が登場すると聴衆から拍手が出ましたがマゼール自身も拍手してなにやら冗談を言って笑わせていたが私には聞き取れず。
約10分遅れで始まったコンサート、今日も快調です。なんかフィルハーモニアの出す音がものすごく深みがあって美しく、それだけでしびれました。やはりマゼールの棒で鍛えられたオケの音はひと味違います。第1楽章はマーラーの持ち味がすべて書き連ねてあるような印象を持っていますが、それがくまなく描出されていく様は見事でした。第2楽章から第4楽章の間でもオケの出す音の魅力に身をゆだねて心地よく楽しめた演奏でした。第2楽章では舞台裏で鳴らされるカウベルの音がやけに小さいのが気になりました。席によっては聞き取れなかったかも知れません。そして第5楽章は徐々に盛り上がり、マゼール得意のコーダの凄まじさはここでも発揮されます。ただ途中強奏部分でややアンサンブルの乱れが感じられたのが残念です。しかしまあ全体としては今日も大変満足すべき演奏で、来てよかったなぁという思いを残しながら帰途につきました。

この第7番を実演で聴いたのは恐らくこれで4度目で4年ぶりです。自分の記録のために過去分をまとめておきますと、2005年にサローネン指揮フィルハーモニア管、2006年にシャイー指揮ゲヴァントハウス管、2007年にハーディング指揮ロンドン響です。
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by dognorah | 2011-05-29 20:06 | コンサート
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