フィンランド大使公邸でのチャリティコンサート

2011年5月24日。

今回のコンサートも3月に開催されたボスニア・ヘルツェゴヴィナ大使館でのコンサートと同様Madam Wさんと彼女の属するMarylebone Arts Association主催で開催された東北災害向けのチャリティコンサートです。その企画にフィンランド大使が賛同して場所に公邸を提供し、その他ポルトガル大使館や各種団体のサポートを受けて実現したものです。いつもながらMadam Wさんの幅広い人脈と多大な努力には頭が下がります。
このフィンランド大使公邸は世界的にもトップクラスの高価格不動産が並んでいるKensington Palace Gardens にあります。故ダイアナ妃が住んでいたKensington Palaceのすぐ近くです。そこにはロシア大使、フランス大使、日本大使など多くの公邸や大使館が並んでいるため、通りの両端には常時警官が通行車両をチェックするゲートが設けられていて、セキュリティも高いしロンドン中心部にしてはとても静かな超高級住宅街です。こういう場所に出入りする機会などあまりあるわけはなく、気分よく出かけてコンサートとその後のレセプションを楽しみました。なお、斜め向かいにある日本大使公邸から当然大使夫妻も出席です。

演奏者とプログラム
Janne Mertanen (piano)
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Satie: Trois Gnossiennes (1890)
Sibelius: Cinq morceaux op.85 (1916-7), No.5 "Spruce"
Sibelius: Six impromptus op.5 (1890-93), No.5 b-minor, No.6 e-minor
Brahms: 3 Intermezzi op.117

Sergey Sobolev (piano)
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P. Tchaikovsky:
・Reverie du Soir op.19 No.1
・Meditation op.72 No.5
・Scherzo humoristique op.19 No.2
A. Scriabin:
・4 preludes op.22
・Valse in A flat major op.38
・2 etudes op.42, No.4 & No.5
・Sonata No.4 in F sharp major op.30

最初のピアニスト、ヤンネ・メルタネンは1967年生まれのフィンランド人で、ショパンを得意とするピアニストとして広く知られています。今回のプログラムにはショパンが含まれていませんが、それは同じMarylebone Arts Association主催でショパンだけを弾くコンサートがこの10月に予定されているからとのことです。
演奏スタイルは木訥と音を奏でるという印象で、心地よい音楽空間が醸されます。しみじみと聴き入りました。素敵です。なお、いつものようにMadam Wさんの要望でピアニストは用意したプログラムをすべて切れ目無く演奏します。

次のセルゲイ・ソボレフは1982年生まれのロシア人で、2007年開催の第13回チャイコフスキーコンクールで第4位に入賞した人です。ヴィルトゥオーゾタイプの演奏をする人で、そのテクニックには圧倒されました。最初のピアニストとは対照的な演奏をする人ですが、私はどちらかといえばヤンネ・メルタネンの方が好みです。

それにしても質の高い演奏者によるすばらしいコンサートでした。
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by dognorah | 2011-05-28 21:10 | コンサート
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