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マゼールのマーラー第3番

2011年5月8日、RFHにて。

Gustav Mahler: Symphony No.3

Philharmonia Orchestra
Lorin Maazel: conductor
Sarah Connolly: mezzo-soprano
Tiffin Boys' Choir
Philharmonia Voices

前回の第2番に引き続き、感動的名演でした。どのフレーズをとっても納得できる説得力の高い演奏で、快調なフィルハーモニア管の美しく力強い音色と相俟って、聴く方も第1楽章の最初から終始惹きつけられるものです。アンサンブルも完璧で第1楽章のコーダなど凄まじいものがありました。この楽章だけで早くも涙がにじんできました。これだけの凄い演奏をフィルハーモニア管にさせるロリン・マゼールは本当に円熟した指揮者といえます。今日は第2番と違って暗譜ではありませんでしたが。
セイラ・コノリーの歌唱もすばらしく、ドイツ語のディクションも立派。今日は無難に黒いドレス。後ろ側は両肩から布が垂れ下がるデザインです。合唱も文句なし。

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by dognorah | 2011-05-10 01:09 | コンサート | Comments(4)
Commented by Miklos at 2011-05-10 08:15 x
dognorahさん、お写真から見るに、我々のちょっと後ろあたりにいらっしゃいましたか?終演後にお見かけしたのですが、すぐに見失ってしまいました。

私的にはちょっと期待とは違う演奏でした。オケはこれでもかと鳴っていましたし、音圧は確かに凄かったです。ただ、エネルギーは大きいけど、前に進んで行かないような停滞感を覚えてしまいました。先日の6番でも同じような停滞感があったのですが、3番と同様、楽譜を見ながら指揮していましたので、「マゼールが暗譜で振らないときは相性が悪い」ということなのかもしれません。
Commented by Sardanapalus at 2011-05-10 19:19 x
癖の強いマゼールの指揮を楽しまれたようですね。実は、私もマゼールとはあまり相性がよくありません。あの年齢でお元気だな、とは思うのですが。

>今日は無難に黒いドレス
つい反応しちゃいました(笑)本当だ、いつもこれ位のドレスならいいんですけどね~。
Commented by dognorah at 2011-05-12 01:47
Miklosさん、私も当日終了後にやや遠方からお姿を見かけましたが見失いました。あまり楽しめなかったとのこと、やはり個性の受け止め方の違いでしょうか。以前何かのコンサートで逆のことがありましたよね。
Commented by dognorah at 2011-05-12 01:50
Sardanapalusさんもあまりマゼールが好きじゃないようですね。あのオペラもいまいちでしたか?尤も、よかったという人はあまりいないかも。
コノリーはドレスで物議を醸したのが耳に入ったのかも知れませんね。
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