クラリネット3重奏演奏会

ロイヤルオペラハウスでのランチタイムコンサートでした。
今日はThe Baugé Trioというクラリネット、チェロ、ピアノのトリオによる演奏である。クラリネットは先日ハイドパークチャペルの演奏会とロイヤルフェスティヴァルホールでのジャズを聴いたばかりであるが、偶然が重なるものだ。

The Baugé Trio
 Ian Herbert:クラリネット
 Colin Jackson:チェロ
 Stephen Bettaney:ピアノ

演奏曲目
 Nino Rota: Clarinet Trio
 Johannes Brahms: Clarinet Trio in A minor Op.114
 Felix Mendelssohn: Concertstück in D minor Op.114

最初の曲は映画音楽で有名なニーノ・ロータの作品。この人がこういうクラシック音楽を作曲していたなんて。いろいろコンサートに出席することでこういう珍しい曲を聴けるんですね。クラリネットをvividに吹かせるとても親しみやすい曲です。3楽章構成で演奏時間は20分足らずでした。

ブラームスは、ゆったりとスケールの大きい曲でとても魅力的です。チェロやピアノがすばらしいメロディを弾く合間を縫ってクラリネットが活躍する。すごく楽しめました。演奏時間は20数分。

メンデルスゾーンは、もともとチェロの代わりにBasset Hornを想定して作曲されたもの。短いながらも3楽章構成である。10分足らずの曲であるが豊かな音楽性を感じました。

今日の演奏者は年齢的にすべて50代以上で、ものすごくハイレベルな音楽を奏でる人たちでした。それもそのはず、クラリネット奏者は35年間ロイヤルオペラオーケストラで演奏した人、チェロ奏者は今でも現役のロイヤルオペラオーケストラのメンバー、ピアニストは6歳からピアノを弾いている人だが、なんとロイヤルオペラでは第1バイオリンを弾いている現役!ずっと前から一緒に音楽をしていた仲間が2003年に正式にこの名前でトリオを組んだそうです。私は特にチェロ演奏者のレベルの高さに感心しました。すばらしい音で曲の骨格を作っていましたね。

ランチタイムの無料コンサートでは今まで主に若い人たちの演奏を聴いてきましたが今日はちょっと格が違いました。やはり経験豊かな音楽家が作る世界はすごいですね。

演奏が行われた部屋は、普段オペラやバレーの公演の時にはテーブルや椅子が置かれて軽い食事が取れるようにアレンジされている部屋でCrush Roomというのですが、赤い絨毯と古風な装飾を施した壁に、高い天井から豪華なシャンデリアがぶら下がっているとてもゴージャスな部屋で、音も雰囲気も室内楽には最高です。聴衆は100人ぐらい入ります。毎週月曜の1時から約55分間開催されます(来週は祝日でお休みですが)。時間の取れる方にはお勧めです。
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by dognorah | 2005-04-26 07:45 | コンサート
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