ルカ・ピサロニのリサイタル

2011年3月6日、ウイグモアホールにて。

Luca Pisaroni: baritone
Wolfram Rieger: piano

Programme
Schubert
* Il modo di prender moglie
* L’incanto degli occhi
* Il traditor deluso

Rossini
* La promessa
* L'esule
* L'orgia

Liszt
* Im Rhein, im schönen Strome
* Vergiftet sind meine Lieder
* O lieb, so lang du lieben kannst
* Die Vätergruft
* Tre sonetti di Petrarca

ルカ・ピサロニは2009年10月にマレーナ・エルンマンと共演して「ダイドーとイニーアス」を歌った人ですが、それ以来名前は覚えているもののもう一度聴く機会もないまま今日まで来てしまいました。今回は舞台から2列目という近いところで見たら、思っていたより遙かにハンサムな人だとわかりました。女性のオペラ仲間たちが来ていたのはそのせいだと気付いた次第です。ベネズエラ生まれながら幼少時にイタリアに移住したのでほぼ生粋のイタリア人なんでしょう。1975年生まれの若い人です。会場にいたオペラ仲間に教えてもらいましたが先日マーラーの「大地の歌」で聴いたばかりのトーマス・ハンプソンが聴きに来ていました。ピサロニは彼の娘婿だそうです。
このリサイタルではバリトンと記されていましたが実際に声を聴くと上記オペラの時に書いてあった通りバスバリトンですね。声は堅めの迫力あるもので声量もあり、とてもしっかりした歌唱です。
プログラムはイタリア語歌詞のシューベルトという珍しいものからロッシーニとやはりイタリア語にこだわるのかと思えば次のリストはドイツ語でした。しかしリストの歌曲というのも珍しい。最後の3曲のソネットはイタリア語ですが。アンコールはリストなのかシューベルトなのか知りませんがまたドイツ語でした。そのディクションもしっかりしているので、かなりドイツ語は得意なんでしょう。ただ歌曲の印象としては、ロッシーニを除いて暗くて重めのものを選んだせいか、イタリア語だろうとドイツ語だろうと印象的にはほぼ同じで、ちょっと一本調子なのが気になりました。
各歌とも楽しめましたが、リストのDie Vätergruftは劇的な歌い回しが特に気に入りました。
この夏に彼のレポレッロを聴く予定なので楽しみです。

Luca Pisaroni
c0057725_1028322.jpg


Luca Pisaroni & Wolfram Rieger
c0057725_10293963.jpg

c0057725_1030941.jpg

[PR]
by dognorah | 2011-03-07 10:31 | コンサート
<< マクヴィカーの「アイーダ」はや... アカデミー・オヴ・セントマーテ... >>