ラトル指揮ベルリンフィル公演(その3)

2011年2月23日、RFHにて。

Johannes Brahms: Es tönt ein voller Harfenklang, Op.17 No.1
Hugo Wolf: Elfenlied (Mörike Lieder)
Gustav Mahler: Symphony No.3

Berliner Philharmoniker
Sir Simon Rattle: conductor
Anke Hermann: soprano
Nathalie Stutzmann: contralto
Ladies of the London Symphony Chorus
Ladies of the BBC Singers
Choir of Eltham College

今日は会場をロイヤル・フェスティヴァル・ホールに移して演奏です。同じオケを2種類の会場で聴けたわけですが、音はやはりバービカンの方がよろしい。バービカンは楽器のハーモニーがより自然で柔らかい。RFHは分離はいいのですがベルリンフィルの音の良さが生きてこない印象です。両方ともベルリンの本拠地に比べると格段に落ちますが。
ラトルはこの三日間、基本的に弦は両翼配置で演奏しましたが、チェロとヴィオラは曲によって場所を入れ替えたり、ベースの位置も左右とか後方とかに変えてきめ細かくいじっていましたね。なお、昨日のホルン協奏曲以外はこれまですべて暗譜だったのが今日は全曲譜面を見ていました。
コンサートマスターはイスラエル人のGuy Braunstein 氏、樫本大進氏は今日はその左隣に座っていました。これで、3人いる第1コンサートマスターは全員順番に役目を果たしたことになります(4回演奏の最初の日のことは知りませんが)。

さて、今日の演目は長いマーラーの3番に付け加えて、それと関連があるということで短い2曲が演奏されましたが、あまり意味はわからず。悪くはなかったですが。
第3番の第1楽章から第3楽章まで、さすがの音響で各セクションの名人芸を楽しみましたが、音楽的感動はあまり感じられなかったです。第4楽章は大抵感動しますが今日も例外ではありません。コントラルト独唱のシュトゥッツマンはまるでマーラーの心を伝えるようなしみじみした歌唱でした。この人は先日も大野和士指揮で聴いた人ですが、ラトルにも採用されたところを見ると玄人好みの歌手なんでしょうか。第5楽章では最初のブラームスではあまり感心しなかった女声合唱も大変すばらしく大いに楽しめました。そして第6楽章、力強く美しい演奏でこれも満足しました。こうして聴いてみると第1楽章からの有機的なつながりが弱いという感じで、それが惜しまれます。
この第3番はマーラーの曲の中では最もたくさん聴いている部類で、これで7回目です。前回はユーロフスキーの演奏でした。演奏としてはそのときの方が感動したような気がします。

これで16日から8日続いた連日のイヴェント(途中のバルセロナオペラ遠征を含む)がようやく終了しました。これだけ毎日だとやはり疲れますね。
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by dognorah | 2011-03-01 09:21 | コンサート
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