Freiburg Percussion Ensemble演奏会

2011年2月11日、Amaryllis Fleming Concert Hallにて。

Freiburg Percussion Ensemble
Nicholas Reed(指揮と打楽器)
Julian Belli(打楽器)
Teresa Malik(打楽器)
Max Riefer(打楽器)

プログラム
Iannis Xenakis (1922-2001): Peaux from Pléïades
Karlheinz Stockhausen (1928-2007): Zyklus
Tran Kim Ngoc (b1971): Days of South Winds
Mark Applebaum (b1967): Straitjacket
Nicolaus A. Huber (b1939): Herbstfestival
Iannis Xenakis Claviers from Pléïades

打楽器だけによる珍しいコンサートです。客層はいつものクラシック音楽ファンとは少し違って、もう少し気楽に聴けるイヴェントに行きたいという層でしょうか。
メンバーは上記4人のほかに必要に応じて会場を貸しているRoyal College of Musicの学生たちが参加しています。
聴く前の印象としては各種打楽器をがんがん打ち鳴らす賑やかなものかなと思っていましたが、実際はもっと繊細なものであることがわかりました。
最初のクセナキスの曲は結構想像通りの様相でしたが、シュトックハウゼンのものは一人の奏者が周りに並べた各種音出し器を一定の周期でちょっとずついじるもので、特にがんがんという印象はないです。
3曲目のヴェトナム人作曲家のものでは更に極端で、4人の奏者がそれぞれのシンバルの上部金属を目の前にしてまず瞑想し、最初に一人が能のような動きでシンバルにアプローチ、両手で慈しむように金属板に触れ、なで回します。そのときに発せられる音はほとんど聞こえません。少しずつ指使いを交えてかすかな音を出していきますが、後のメンバーもそれに続きます。最後まで大音量になることはなく微妙な音のみを指の腹で出すものです。静寂が支配する分とても印象的で、さすがにアジア人のスピリットと思いました。
4番目のマーク・アプルバウムの作品は舞台中央の女性奏者のパントマイムに合わせてまわりに配置された4人の打楽器奏者が雑多な楽器群を奏するもので視覚的な印象が強い分面白かった。
5番目の作品は4人の奏者がそれぞれ打楽器を奏でるのですが、時々直径10センチぐらいのシンバルを両手に持って甲高い音を出すもので結構賑やかな曲です。布に浸した水をしたたらせる音なども使われます。
最後の曲は指揮者以外に6人の奏者によるシロフォンの合奏です。前列3人はペダル付きのより低音が出る楽器を、後列3人はペダルなしの高音部を受け持っています。曲はそれほど面白いものでもなく、やや退屈でした。
全体としては普段体験しない分面白かったですが、繰り返し聴くほどのジャンルとも思えなかったのが正直なところです。

なお、演奏者は団体の名前にもかかわらずイギリス在住の方々のようで、リーダーのニコラス・リードはRCMの卒業生で打楽器にかけては各種の賞をかなり取っている人です。年齢はまだ20代でしょう。
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by dognorah | 2011-02-14 07:39 | コンサート
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