Orchestra of the Age of Enlightenment演奏会

2011年1月21日、RFHにて。

Vladimir Jurowski: conductor
Sarah Connoly: mezzo-soprano

Wagner: Prelude to Parsifal
Mahler: Todtenfeier
Mahler: Lieder eines fahrenden Gesellen
Liszt: Les Préludes - symphonic poem

元々行くつもりじゃなかったのですが、OAEから平土間の38ポンドの席を12ポンドにするから来ないか?というオファーがあったので行ったのでした。
古楽器を使うこのオケがヴァーグナーやマーラーをどう演奏するのかと思ったらヴァーグナーでは管楽器はすべて近代楽器に持ち替えて演奏していました。しかしマーラーの最初の曲では古楽器に戻していましたね。
パルジファル前奏曲はユーロフスキーの集中力が冴えて神秘性十分のいい演奏でした。

第2曲目はマーラーの交響曲第2番の第1楽章とほぼ同じで、彼は思い入れがあって独立した曲としても出版したものです。この演奏はちょっと冴えないもので、LPOを振ったユーロフスキーの演奏もそれほど優れたものじゃなかったけれど今回はそれよりも構成が弱く、大いに幻滅です。古楽器じゃダイナミズムは聴き劣りするし、この曲では弦もあまりアンサンブルがいいとは言えない出来で、当の指揮者が終了後かなり不満そうでした。

次の、セイラ・コノリーを独唱に迎えた「さまよえる若人の歌」は打って変わってオケもしっとりした音が美しく、コノリーの美声も気持ちがいいものでした。この人はこれまでのところいつ聴いても安定した歌唱を披露してくれていますが、今日も揺るぎない歌唱で悲しさと美しさをたっぷり表現していました。今日の彼女のドレスですが、これまで出るたびにセンスが悪いと悪口を言われていたのに発憤したのか、あるいは誰かいいアドヴァイザーがついたのかかなりましなものでした。ただし写真には写っていませんが、靴がややドレスとはアンバランスな色のブーツで、やはり完璧とは行かないようです。
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リストは古楽管楽器に持ち替えての演奏でしたが、そういうことは抜きにしても冴えがあって十分に楽しめる演奏でした。
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by dognorah | 2011-01-28 00:07 | コンサート
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