グノーのオペラ「ロメオとジュリエット」

2010年10月26日、ROHにて。
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Roméo et Juliette: Opéra in five acts
Music: Charles-François Gounod
Libretto: Jules Barbier and Michel Carré after William Shakespere

Director: Nicolas Joël (Premiere 1994)
Conductor: Daniel Oren
Royal Opera Chorus
Orchestra of the Royal Opera House

Roméo: Piotr Beczala
Juliette: Nino Machaidze
Mercutio: Stéphane Degout
Tybalt: Alfie Boe
Stéphano: Ketevan Kemoklidze
Duke of Verona: Simon Neal
Count Paris: ZhengZhong Zhou
Frére Laurent: Vitalij Kowaljow
Count Capulet: Darren Jeffery
Gertrude: Diana Montague
Grégorio: James Cleverton

以前このプロダクションのDVDを鑑賞したときに記事にしたことがありますが、実際にこの舞台を見るのは今回が初めてでした。
演出は16年前にプレミエだったものです。古典的で簡素な舞台が美しく、衣装もよくマッチしています。過去に見た他の公演は若い歌手たちによるものヴィーンで見たものの二つですが今回が総合的に見て一番楽しめました。

歌手ですが、ロメオ役のピョートル・ベチャラが大変すばらしく大いに楽しめました。中低音では時たま声に汚れが出ることがありましたが輝かしい高音部は力強く完璧でした。この人は過去に何度も聴いていますが私の聴くときはいつも好調で、安定した実力の持ち主という印象を強くしました。

ジュリエット役はROHデビューのニーノ・マチャイゼですが1983年グルジア生まれなのでまだ27歳です。2008年にザルツブルグでネトレプコの代役でこの役を歌って評判になったそうで(そのDVDを持っていますが未聴です)ジュリエット役にふさわしい若さですね。でも大体において歌うときはやや表情が硬く、あまり少女らしさはありません。声は全音域きれいに出るし声量もありますが、すべてに渡って好きな声というわけではないです。もう少し潤いが豊かな声の方が好きなのです。といっても歌唱的にはすばらしいものがあり、ドラマを盛り上げてくれました。

脇役陣もすべてしっかりした声と歌唱で感心しました。特に印象に残ったのは坊主役のウクライナ人バス、ヴィタリー・コヴァリョーフ(と発音するのでしょうか? 私は2007年にヴィーンで聴いていますが)、カプレット役のダレン・ジェフリー、ティボー役のアルフィー・ボウなどです。

ダニエル・オーレンの指揮もいつものようにすばらしく、オケからいい音を引き出し感情のこもった演奏でした。オケピットの横で聴いていたので時折彼のかけ声がうるさく感じることもありましたが。それにしても2回のインターヴァルを入れて4時間の長い公演でしたがすばらしい歌手たちと管弦楽のおかげでちっとも長いとは感じませんでした。

カーテンコールの写真
Piotr Beczala
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Nino Machaidze
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Vitalij Kowaljow and Diana Montague
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Ketevan Kemoklidze
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Alfie Boe
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Conductor: Daniel Oren
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by dognorah | 2010-10-28 03:18 | オペラ
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