ヴィルヘルム弦楽四重奏団演奏会

2010年10月14日、St Peter's Church at Eaton Square

Mozart: String Quartet No.22 in B flat, K.589 (Prussian)
Bethoven: String Quartet No.11 in F minor, Op.95 (Serioso)
Brahms: String Quartet in C minor, Op.51 No.1

The Wilhelm Quartet
Marciana Buta - violin
Margaret Dziekonsky - violin
Glen Donnelly - viola
Hetty Snell - cello
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ヴィルヘルム弦楽四重奏団は2006年にRoyal Academy of Musicで結成された団体で、すでにいくつかの賞を取り、昨年4月にはウィグモアホールでのデビューも果たしている。
最初のモーツァルトの音を聞いただけで直ちにその高貴なアンサンブルに惹かれた。とても魅力的な演奏をする団体だ。このPrussianシリーズはプロシア王フリートリッヒ・ヴィルヘルム2世の依頼した6曲のうち死ぬまでに完成した3曲を指し、今日演奏されたのはその2曲目の作品である。コンサート前の解説によるとこの団体の名前はこのプロシア王から取ったようだ。なかなか聴き応えのある曲である。王がチェロを弾く人なのでチェロのパートは特段高貴な響きを発するように書かれているとかで、事実チェロの音色はとてもすてきだった。
次に演奏されたベートーヴェンの曲は昔よくLPで聴いたので馴染みの曲であるが、今日の演奏は音が豊かで新鮮な感動を呼び起こしてくれた。
最後のブラームスは私的にはあまり馴染みのない曲で、演奏を聴いてもいまいちイメージの浮かんでこないものだった。

この教会に来たのは初めてだが、かなりモダンな内装で、スペース的には天井の高い直方体である。少し多めの残響が弦楽にはプラスに作用していると思われ、音響的には豊で聴きやすい。教会にしては暖房がよく効いている。
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by dognorah | 2010-10-19 04:48 | コンサート
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