ビゼーのオペラ「真珠採り」(コンサート形式)

2010年10月4日、ROHにて。
Les pêcheurs de perles: Opéra in three acts
Music: Georges Bizet
Libretto: Eugène Cormon and Michel Carré

Conductor: Antonio Pappano
Orchestra of the Royal Opera House
Léïla: Nicole Cabell
Nadir: John Osborn
Zurga: Gerald Finley
Nourabad: Raymond Aceto

セイロン島を舞台にバラモン教徒たちが主役のお話です。

レイラ役を歌ったアメリカ人ソプラノ、ニコル・カベルは2006年9月の「ユダヤの女」でPrincess Eudoxieを歌ったのを聴いたことがありますが、その時と同様ビロードのように滑らかな美声でとてもよい歌唱でした。

ナディール役のジョン・オズボーンもアメリカ人で初めて聴くテノールですが、伸びのある華やかな美声が気持ちよく響き、レイラといいコンビでした。

ズルガ役のジェラルド・フィンリーはいつも通り安定したバリトンで迫力がありました。

ヌラバッド役のアメリカ人バスも不満のない歌唱で、今夜は歌手すべてが調子よかったことになります。この人は過去に「セビリアの理髪師」のドン・バジリオ役で聴いたことがあります。しかしカナダ人一人にアメリカ人3人という布陣でフランスオペラをやるというのも少し不思議な感じがします。フィンリーはネイティヴのフランス語でしょうけれど。

パッパーノ指揮の管弦楽は舞台に乗っているせいか響きがよく、ビゼーの美しい音楽を堪能しました。パッパーノは例によって結構うるさく声を出しながら指揮していましたが、いい音楽を作ってくれました。
ということで、音楽的に堪能するすばらしい出来で、私の手持ちのDVD(ヴィオッティ指揮フェニーチェ劇場)よりはるかに楽しめました。ROHではこれでこの曲をやるのは15回目なのに、どうして今回舞台上演をしないのでしょう。残念です。

終演後の写真
Raymond Aceto, Gerald Finley, John Osborn and Nicole Cabell
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Nicole Cabell and Antonio Pappano
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Nicole Cabell
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John Osborn
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Gerald Finley
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Raymond Aceto
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by dognorah | 2010-10-10 22:38 | オペラ
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