バレー「オネーギン」(リハーサル)

2010年9月29日、ROHにて。
ONEGIN: BALLET IN THREE ACTS
MUSIC: KURT-HEINZ STOLZE AFTER PYOTR IL'YICH TCHAIKOVSKY
CHOREOGRAPHY: JOHN CRANKO
DESIGNS: JURGEN ROSE AFTER ORIGINAL 1969 DESIGNS FOR STUTTGART BALLET
CONDUCTOR: VALERIY OVSYANIKOV
ORCHESTRA OF THE ROYAL OPERA HOUSE

EUGENE ONEGIN: THIAGO SOARES
LENSKY: JOHANNES STEPANEK
MADAME LARINA: GENESIA ROSATO
TATIANA: ROBERTA MARQUEZ
OLGA: YUHUI CHOE
NURSE: FRANCESCA FILPI
PRINCE GREMIN: THOMAS WHITEHEAD

このバレーは2007年に一度見ています。その時はタチアナが手紙を書く場面でのコジョカルとコボーグのダンスに感動しましたが、今回の同じ場面、悪くはないもののそれほどの感動はありませんでした。ソアレスはニヒルなオネーギン役にはぴったりの風貌ですね。マルケスはオネーギンへの感情の綾や起伏がとても上手く表現していました。デュエットでは第1幕のオルガとレンスキーによるものが見ごたえありました。Yuhui Choeの踊りは大変魅力的です。
指揮者は前回見た時と同じ人でした。この演目の時はこの人が振ることになっているのでしょう。とてもこなれた演奏で音楽的にも楽しめました。ところで、この音楽のことは今まであまり深く考えなかったのですが、チャイコフスキーに基づいてシュトルツェという人が作曲したという経緯を調べたら、オペラ「エフゲニー・オネーギン」の音楽は全く入っていないんですね。詳しいことはWikiに述べられていますが、振り付けのクランコは南アフリカ出身ながらイギリスで振付家として名を成した人で、「エフゲニー・オネーギン」のバレエ化を決意した時、音楽はオペラと同じものを編曲して使うことを考えていたそうです。そしてロイヤルバレーでヌレエフとフォンテインを主役として上演する話が進んでいたけれど、オペラの音楽を使うことにロイヤルオペラハウスが難色を示し、更にクランコが芸術監督をしていたシュトゥットゥガルトバレーも同じ考えだったので、仕方なしにシュトルツェに作曲を依頼したそうです。彼はチャイコフスキーのピアノ曲などを寄せ集めて編曲したのでチャイコフスキーの名前は表記されているけれど音楽はオペラのものとは違うものになったのでした。

カーテンコールの写真
ROBERTA MARQUEZ and THIAGO SOARES
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THIAGO SOARES
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ROBERTA MARQUEZ
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YUHUI CHOE
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YUHUI CHOE and JOHANNES STEPANEK
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VALERIY OVSYANIKOV
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by dognorah | 2010-10-02 07:59 | バレー
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