ヘンゼルとグレーテル(Proms 61)

2010年8月31日、RAHにて。

* Humperdinck: Hänsel und Gretel
(semi-staged; sung in German)

* Alice Coote: Hänsel
* Lydia Teuscher: Gretel
* Irmgard Vilsmaier: Mother
* William Dazeley: Father
* Wolfgang Ablinger-Sperrhacke: Witch
* Tara Erraught: Sandman
* Ida Falk Winland: Dew Fairy

* Glyndebourne Chorus
* London Philharmonic Orchestra
* Robin Ticciati: conductor

恒例となっている今年のグラインドボーンオペラの演目をセミステージ形式で演奏するものです。歌手もオケもすばらしくて大変楽しめました。この演目はキルヒシュラーガーとダムラウによるROHの公演を比較的最近見ていますが、その時に感じたフンパーディンクの音楽のすばらしさを今日も再確認しました。イギリスの若い指揮者ロビン・ティッチアーティはとてもいい指揮者と思います。色々な楽器を学んだあと15歳で指揮者に転向し、コリン・デイヴィスとサイモン・ラトルの薫陶を受けたそうで彼らが目を掛けただけに豊かな才能に恵まれた人なのでしょう、驚くべき音楽性に溢れた演奏でした。指揮中はサイモン・ラトルのようににこやかな顔をしています。
私はオーケストラの右端近くに座ったのですぐ前にハープがあり、普段は音量のせいであまりクリアに聞こえないハープの音がはっきり聞こえたのは楽しかった。一番下の写真で左端に大きく写っている方がハーピストです。

歌手ではアリス・クートが歌唱も演技も絶好調でした。グレーテル役のリディア・トイチャーはいい声ではありますがちょっと線が細くて声量不足です。母親役のイルムガルト・ヴィルスマイヤーは声量豊かな美声ですばらしかった。父親役はまあまあのバリトン。演技がちょっと大げさです。この公演では魔女役は男性によって歌われましたがなかなかうまいものです。公演後のカーテンコールでは盛大なブーを受けていましたが歌唱ではなく役柄に対するブーで、本人もそれを楽しんでいました。

演出はまあストーリーに即したごく当たり前のものでした。狭いステージで上手くやっていましたね。最後の大勢の子供たちは全員沢山パッドを入れて太らしていましたが、恐らく魔女がおいしく食べれるように太らせたと言う設定なんでしょう。

右側がAlice Coote、真ん中はIrmgard Vilsmaier、左端はIda Falk Winland
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Lydia Teuscher
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Robin Ticciati
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右からTara Erraught、William Dazeley、Wolfgang Ablinger-Sperrhacke
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by dognorah | 2010-09-02 22:59 | オペラ
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