Proms: WDR交響楽団演奏会

2010年7月20日、RAHにて。

Violin: Viviane Hagner
Conductor: Semyon Bychkov
WDR Symphony Orchestra, Cologne

Wagner: Lohengrin Prelude to Act 1
Mendelssohn: Violin Concerto in E minor, Op.64
Gunther Schuller: Where the Word Ends (UK premiere)
R. Strauss: An Alpine Symphony

指揮者ビチコフの解説によると今日のプログラムはヴァーグナーおよびその影響を受けた作品群だそうだ。先輩メンデルスゾーンが後輩ヴァーグナーの影響を受けていたとは知らなかったが。

最初の2曲はまあ平凡な演奏、特に感銘しなかった。ヴァイオリンのヴィヴィアーネ・ハーグナーはミュンヘン生まれだそうだが顔は東アジア人の印象。

Viviane Hagner: violin and Semyon Bychkov; conductor
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3曲目の現代曲と最後の曲はすばらしい。ドイツ系の名前を持ったアメリカ人作曲家グンター・シュラーは今年85歳だそうだがリヒャルト・シュトラウスと同様の大編成の管弦楽を使って豊穣な音楽を表現する人だ。特に前半はわくわくするような音ががんがん流れて来て、今日はこれを聴けただけでもメッケものと思ったくらい。ユニークな曲想がじゃんじゃん出てきて飽きることがない。後半はややだれる感じで全体としてはそれほど熱狂するほどではなかったが。

最後の「アルプス交響曲」は実演では初めて聴く作品だがさすがビチコフ、さすがケルン放送響と思わせる充実した響きのすばらしい演奏で大いに感動した。本日最高の演奏。最初から最後まで全身に訴えかけて来る音楽性豊かな響きに幸福感を感じた。オケは特に管楽器が木管金管ともにすばらしい。
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by dognorah | 2010-07-24 07:21 | コンサート
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