ゲオルギューの「椿姫」公演

2010年7月14日、ROHにて。

Giuseppe Verdi: La traviata
Director: Richard Eyre
Conductor: Yves Abel

Violetta Valéry: Angela Gheorghiu
Alfredo Germont: James Valenti
Giorgio Germont: Željko Lučić
Baron Douphol: Eddie Wade
Doctor Grenvil: Richard Wiegold
Flora Bervoix: Kai Rüütel
Marquis D'Obigny: Changhan Lim
Gastone de Letorières: Ji-Min Park
Annina: Sarah Pring

ゲオルギューは1994年にプレミエだったこのリチャード・エアのプロダクションに抜擢されて好演し、その後一流ソプラノとしてブレイクしたと聞いていますが、今回は16年ぶりにヴィオレッタ役に戻ってきたわけです。彼女自身はROHには何度も登場していますが、最近では昨年7月にデボラ・ヴォイトの代役で歌った「トスカ」があります。
歌唱は相変わらずすばらしいもので、各アリアのニュアンス表現が細やかで感じ入りました。第1幕の花から花へでは気合を入れて彼女にしてはかなりの声量を出して感情の起伏をダイナミックに表現する様には圧倒されました。ただ、演技的には両手を振るだけの単調な動きが多くてやや興醒めでしたが。容姿的には昨年よりも更に細くなったのではないかという印象で、美しいヴィオレッタでした。

アルフレード役のジェイムズ・ヴァレンティは初めて聴く人ですが長身痩躯で甘い声の出るテノール、歌は上手いしかっこいいし大変気に入りました。ゲオルギューとのコンビもさまになって好もしい舞台でした。
この二人に加えてジョルジオ・ジェルモン役に定評のあるジェリコ・ルチッチがあてがわれていたのでキャスト的には文句なしのレヴェルの高いものです。公演中の拍手はこのルチッチに一番多くて熱狂的でした。彼がこの役をここで歌うのは2006年以来と思いますが、以前と同様とても上手くて私的にはベストジェルモンというところです。

指揮者のイヴ・アベルも初めて経験する人です。テンポがやや遅めではありますが悪くはなかったと思います。

第1幕終了後のカーテンコール
c0057725_910762.jpg


第2幕終了直後
c0057725_9103486.jpg


全幕終了後のAngela Gheorghiu
c0057725_9111313.jpg


James Valenti
c0057725_91239.jpg


Željko Lučić
c0057725_9124110.jpg


指揮者も交えて
c0057725_9131289.jpg

[PR]
by dognorah | 2010-07-16 09:19 | オペラ
<< Richard Wagner:... 指揮者マッケラス逝去 >>