市川海老蔵(11代目)2010年ロンドン公演

2010年6月7日、Sadler's Wellsにて。
欧州で歌舞伎を見るのは2002-3年ごろに公演された中村雁次郎と中村扇雀などに始まって、2006年の市川海老蔵と市川亀治朗2007年のパリ公演(市川團十郎、市川海老蔵、市川亀治朗など)、 2009年の蜷川歌舞伎(尾上菊五郎、尾上菊之助など)に次いでこれが5回目なので平均して2-3年に一回は見ていることになります。毎回違った面が見えて本当に楽しい。これからもどんどん欧州公演を続けてほしいと思います。

さて、今回は義経千本桜から「鳥居前」「吉野山」「川連法眼館(かわつらほうげんやかた)」の三つのエピソードが上演されました。それぞれ見ごたえのある演目ですが、最後のもので海老蔵のこれまでに見たことの無い演技力を見て感嘆しました。歌舞伎役者というのは運動能力も大いに要求されるんだということもわかりました。忠信の姿から狐への早変わりの妙技も凄かったし、狐として這い回ったりぴょんぴょん飛び回ったりする身のこなしの軽さは大いに客受けしていました。私の席の両脇はスペイン人とイギリス人が座っていましたが二人とも声を上げて感嘆していました。歌舞伎というのは様式美だけじゃなくてこういう娯楽性も大変重要なんだなぁと改めて思った次第です。

出演者
市川海老蔵(源九郎狐と佐藤忠信)
大谷友右衛門(源義経)
中村芝雀(静)


カーテンコールの写真(クリックで拡大)
市川海老蔵
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大谷友右衛門
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中村芝雀
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舞台
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by dognorah | 2010-06-10 23:39 | 観劇
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