ロンドンフィル演奏会

ロイヤルフェスティヴァルホールで4月6日に行われた演奏会に行った。
指揮:エマニュエル・クリヴィーヌ(Emmanuel Krivine)
ヴァイオリン:ヴァディム・レーピン(Vadim Repin)

曲目はスラブ系で統一されていた。
 リムスキーコルサコフ:ロシアイースター祭序曲
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ドボルザーク:交響曲第8番

1曲目は親しみやすいメロディと共にリムスキーコルサコフの巧みなオーケストレーションが華やかに演奏される。アンサンブルもよく非常に楽しめた。本日一番の出来か。

レーピンは初めて聴くヴァイオリニストである。大柄なロシア人だが、かなりインターナショナルな雰囲気で、チャイコフスキーでよくあるロシア的土臭さというものは無く全体に洗練されている。世の中の評判もあまり知らないが、美しい音を奏でるものの、スケールの小さい演奏だった。カデンツァでは充実した音だったので、オケと合わせなくてはいけない協奏曲よりも独奏を聞いてみたいと思ったらアンコールでバッハか誰かの無伴奏ソナタを弾いてくれた。それはなかなか深みのある演奏で、もっと聞きたいと思わせる佳演。

ドボルザークはあまり楽しめなかった。私はクリヴィーヌ指揮フィルハーモニアでモーツアルトの交響曲のCDを持っているが、歯切れよく流麗な演奏である。今日もアレグロやプレストなどは歯切れよくまとまりのあるアンサンブルであったが全体のバランスがちぐはぐであまり流れがスムーズではなく私は乗れなかった。オケがちょっと荒いのも気になる。

ロンドンのオケはバービカンホールで聴くロンドン交響楽団が一枚上という感じだ。
ロイヤルフェスティヴァルホールも今年後半から2年間かけて改装する予定であるが、バービカン並みによい音が響くようになるかな。
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by dognorah | 2005-04-07 08:32 | コンサート
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