3月のエネスコ協会定例コンサート

2010年3月4日、ルーマニア文化会館にて。
Enescu Society Concert at Romanian Cultural Institute, London
Horia Vacarescu (violin)
Constantin Sandu (piano)

Programme:
A. Corelli / F. Kreisler: La Folia
L. van Beethoven: Sonata in A Major, Op.47 "Kreutzer"
E. Chausson: Poème
G. Enescu: Sonata no.2 in F minor, Op.6

今月の演奏者は共にルーマニア人で、ヴァイオリニストはブカレストで音楽教育を受けてから留学したRCMの修士最終学年です。ピアニストは1964年生まれで現在ポルトガルでピアノを教えています。共に幼少時からステージで演奏してきた経験があります。

今日も楽しめたコンサートでしたが、特にショーソンの詩曲は格段に美しくて深みもあって好きです。聴き慣れたベートーヴェンのソナタは力演で迫力がありましたが、エネスコのソナタの方が聴き慣れない分新鮮だし、演奏も緻密でより素晴らしいものでした。やはり同国人作曲家への思い入れは他とは異なるのでしょう。あまり親しみやすいメロディは出てこないものの、ノーブルなヴァイオリンの音色が素晴らしいし、何かを語りかけるような構成も面白い。全体にやや憂いを帯びた調子で、特に第2楽章は特に消え入りそうな音色に託した感情表現が美しくて魅入られてしまいます。普通の演奏会ではめったに聴けないエネスコの素晴らしい音楽を聴けて幸せでした。
[PR]
by dognorah | 2010-03-06 23:58 | コンサート
<< ヘンデルのオペラ「タメルラーノ」公演 ヴィーンフィル演奏会(ロンドン) >>