ヴィーンフィル演奏会(ロンドン)

2010年3月2日、バービカンホールにて。

Beethoven Symphony No 6 'Pastoral'
Debussy La mer
Ravel Daphnis et Chloé Suite No 2
(アンコール)ブラームスハンガリー舞曲第5番

Vienna Philharmonic Orchestra
Lorin Maazel conductor

VPOを聴くのは昨年9月以来ですが、マゼール指揮のものは2008年5月に本拠のムジークフェラインで聴いて以来です。その時と同様今回もマゼールの棒さばきに圧倒されました。

ベートーベンの6番は9曲の中では最もVPOで聴いてみたい曲で、予想通りゆったりとしたテンポでオーストリーの田園風景を彷彿とさせる大満足の演奏でした。弦も管も本当に美しく、過去に聞いた田園の中で最高の体験です。アンコールに出てきたマゼールはオケを立たせて自分も拍手しながら退場することでオケを讃えていました。

ドビュッシーの「ラ・メール」とラヴェルの「ダフニスとクロエ」も名演で燦然と輝く色彩感が素晴らしい演奏でした。もっとしっとりとした演奏も過去に聴いていていいものだと思いましたが、私は今回のようにオケの実力を目一杯使ったド派手なものが好きです。テンポも中庸で曲とオケの特徴を最大限発揮したような演奏で聴きごたえがありました。

アンコールは打って変わってマゼール流を前面に出した演奏で、テンポは揺らぐは、長い間を取るわでもうやりたいようにやり通した演奏で、オケメンバーもそれを楽しむように一糸乱れず彼の指揮棒について行きました。とても面白い演奏で、アンコールというのはこうやるもんだという見本みたいな演奏です。いやー、元気なじいさんです。御年80歳ですべて暗譜で指揮しました。まだまだ振り続けるでしょう。

写真は終演後のもので、コンサートマスターは見慣れない人ですがSteudeさんでしょうか。クリックすると拡大します。
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幕間に友人と話している時に女性奏者が少ないというコメントがあったのでドビュッシーの時に数えてみたら少なくとも9名はいました。結構増えましたね。
(追記)コンサートマスターはRainer Honeckさんであることを友人から教えて頂きました。
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by dognorah | 2010-03-04 09:03 | コンサート
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